中溝 和弥/著 -- 東京大学出版会 -- 2012.2 -- 312.25

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資料詳細

タイトル インド暴力と民主主義
タイトルカナ インド ボウリョク ト ミンシュ シュギ
副書名 一党優位支配の崩壊とアイデンティティの政治
著者 中溝 和弥 /著  
著者カナ ナカミゾ カズヤ
出版者 東京大学出版会
出版年 2012.2
ページ数 9,359p
大きさ 22cm
一般件名 インド-政治・行政 , 宗教と政治 , 暴動
ISBN13桁 978-4-13-036242-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 312.25
内容紹介 1989年下院選挙はインド政治史を変える分水嶺となり、それは暴力の激しさでも際立つ選挙でもあった。暴動の発生は政治変動と関係があるのか、暴動はその後の政治変動にどのような影響を及ぼしたのかを解明する。
著者紹介 1970年福岡県生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科客員准教授。

目次

第1章 暴力と民主主義
  第1節 インドにおける政治変動と暴力
  第2節 政党システムの変化
  第3節 これまでの研究
  第4節 暴力と民主主義の州
  第5節 本書の構成
第2章 会議派支配の展開
  第1節 会議派の独立運動
  第2節 独立後の会議派支配
  第3節 ビハール州における会議派支配の展開
  第4節 会議派と地主動員モデル
第3章 後進カーストの不満
  第1節 カースト制度の流動性
  第2節 カースト運動と政党政治
  第3節 社会主義政党の出現
  第4節 公務員職留保問題の展開
  第5節 ビハール州における後進カースト
  第6節 1967年州議会選挙と後進カーストの台頭
  第7節 非会議派政権の誕生と留保問題
  第8節 社会主義政党の伸長
第4章 豊かになる後進カースト
  第1節 農業政策の失敗
  第2節 緑の革命の時代
  第3節 豊かになった後進カースト農民
第5章 宗教と暴動
  第1節 宗教動員モデル
  第2節 宗教動員戦略の展開
  第3節 会議派の動揺と対策
  第4節 宗教動員戦略へ接近する会議派
  第5節 バーガルプル暴動
第6章 分水嶺としての1989年下院選挙
  第1節 暴動の衝撃
  第2節 争点としての宗教暴動
  第3節 暴動と投票行動
第7章 競合的多党制の成立
  第1節 後進カーストによる奪権
  第2節 公務員職留保問題とカースト暴動
  第3節 吹き荒れる宗教暴動
  第4節 暴動と1991年下院選挙
  第5節 ラルー政権による支持基盤の構築
  第6節 後進カースト支配の成立
  第7節 ムルホ村における下克上
  第8節 競合的多党制の出現
終章 アイデンティティの政治と暴力