牲川 波都季/著 -- くろしお出版 -- 2012.1 -- 810.7

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資料詳細

タイトル 戦後日本語教育学とナショナリズム
タイトルカナ センゴ ニホンゴ キョウイクガク ト ナショナリズム
副書名 「思考様式言説」に見る包摂と差異化の論理
著者 牲川 波都季 /著  
著者カナ セガワ ハズキ
出版者 くろしお出版
出版年 2012.1
ページ数 11,227p
大きさ 21cm
一般件名 日本語教育(対外国人)-歴史 , ナショナリズム
ISBN13桁 978-4-87424-545-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 810.7
内容紹介 戦後60年、日本語教育学が織りなしてきたナショナリズムの論理とは? 戦後の日本語教育学におけるナショナリズムを、「思考様式」という概念にまつわる語りから跡付ける。
著者紹介 早稲田大学大学院日本語教育研究科修了。博士(日本語教育学)。秋田大学国際交流センター准教授。専門は、日本語教育学、教育言説分析。共著に「わたしを語ることばを求めて」など。

目次

第1章 なぜ戦後日本語教育学のナショナリズムを問うのか
  1 ナショナリズムという信仰
  2 国民国家の成立と言語
  3 日本語教育と日本語ナショナリズム
  4 日本語教育史研究の歴史観
  5 本書の研究方法および目的
第2章 思考様式言説の変遷
  1 なぜ思考様式言説なのか
  2 研究目的
  3 量的分析による時期区分
第3章 第Ⅰ期「日本語=日本人の思考様式論」前史:敗戦~1970年代初め
  1 質的分析の視点と対象
  2 第Ⅰ期内の時期区分
  3 「日本語=日本人の思考様式」の潜在化:敗戦~1950年代初め
  4 母語・日本語の思考様式への言及:1950年代半ば~60年代前半
  5 母語・日本語の思考様式の研究開始:1960年代後半~70年代初め
第4章 第Ⅱ期「日本語=日本人の思考様式」による包摂:1970年代半ば~80年代前半
  1 外国語と民族・国民の思考様式
  2 「日本語=日本人の思考様式」の教育・学習
  3 小括
第5章 第Ⅲ期「日本人の思考様式」理解がもたらす包摂と差異化:1980年代後半~2000年代前半
  1 日本に対処・適応するために
  2 交流・体験から理解する日本人の考え方
  3 学習者中心
  4 異質性・多様性の理解という名の排除
  5 日本人の思考様式による洗脳言説の残存または回帰
  6 小括
第6章 戦後日本語教育学とナショナリズム
  1 思考様式言説の変遷
  2 戦後日本語教育学は何をめざしてきたのか:結びにかえて