木原 貴子/著 -- 朝日出版社 -- 2011.12 -- 726.501

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資料詳細

タイトル 挿絵を読む
タイトルカナ サシエ オ ヨム
副書名 ヴィクトリア朝女性挿絵画家の視線
著者 木原 貴子 /著  
著者カナ キハラ タカコ
出版者 朝日出版社
出版年 2011.12
ページ数 9,305,58p
大きさ 20cm
一般件名 女性問題-イギリス , イギリス-歴史-19世紀
ISBN13桁 978-4-255-00626-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 726.501
内容紹介 女性挿絵画家メアリー・エレン・エドワーズの生涯と作品に焦点を当て、ジェンダー・イデオロギーが当時の女性に及ぼした影響を挿絵という媒体を通して多角的に考察。その背景にある19世紀英国の社会的・文化的特徴を探る。
著者紹介 英国ヨーク大学女性学センター修士(女性学)。広島大学大学院文学研究科博士課程後期修了、博士(文学)。名古屋女子大学文学部准教授。

目次

序章
  1 表層の解読
  2 ヴィクトリア朝のジェンダー・イデオロギー
第一部 ヴィクトリア朝の女性挿絵画家
第一章 ヴィクトリア朝の女性芸術家
  1 アカデミズムと女性芸術家
  2 ジャーナリズムと女性芸術家
  3 画壇と市場における女性芸術家
  4 ヴィクトリア朝の女性挿絵画家
第二章 メアリー・エレン・エドワーズの生涯
  1 概観
  2 家庭環境と美術教育
  3 画家、挿絵画家としての揺籃期
  4 創作活動の歩み
  5 署名と匿名を巡る問題
第三章 メアリー・エレン・エドワーズの先行研究
  1 評価の変遷
  2 時代と評価
  3 問題点
第二部 メアリー・エレン・エドワーズの女性像
第四章 感傷的女性像の系譜
  1 多様な女性像
  2 感傷主義と女性性
  3 エドワーズの「感傷的女性像」
第五章 『クラヴァリング家の人々』における女性像
  1 ジュリア・ブラバゾンの登場
  2 家庭の天使フローレンス・バートン
  3 もうひとりの家庭の天使レディ・ハーマイオニー・クラヴァリング
  4 女性主人公レディ・ジュリア・オンガー
  5 ジェンダー・ヒエラルキーの逆転
第六章 ヘレン・パタソン・アリンガムの女性像
  1 ヘレン・パタソン・アリンガムの生涯と作風
  2 トマス・ハーディの描く「田舎」
  3 アリンガムの描く「田舎」
  4 『遙か狂乱の群れを離れて』における挿絵の役割
第七章 扇情小説の女性像
  1 魅惑的な女性像
  2 メアリー・エリザベス・ブラッドンと扇情主義
  3 『禿鷹』における「家庭の天使」
  4 『禿鷹』における挿絵の役割
  5 「家庭の天使」の危うい女性性
  6 「家庭の天使」の密やかなセクシュアリティ
第三部 メアリー・エレン・エドワーズの少女像
第八章 児童書の誕生
  1 子ども文化の成立
  2 女性作家と女性挿絵画家の共作
  3 『ガールズ・オウン・ペーパー』の挿絵
第九章 ヴィクトリア朝の「無垢な子ども」の系譜
  1 「無垢な子ども」の系譜
  2 女性挿絵画家ケイト・グリーナウェイの生涯と子ども像
  3 グリーナウェイとエドワーズの少女像
第一〇章 ヴィクトリア朝のもうひとつの少女像の系譜
  1 家庭の天使となる少女
  2 ヴィクトリア朝の少女崇拝
  3 少女への視線
  4 少女の視線
  5 交錯する少女の女性性
終章