櫻澤 誠/著 -- 有志舎 -- 2012.1 -- 219.9072

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資料詳細

タイトル 沖縄の復帰運動と保革対立
タイトルカナ オキナワ ノ フッキ ウンドウ ト ホカク タイリツ
副書名 沖縄地域社会の変容
著者 櫻澤 誠 /著  
著者カナ サクラザワ マコト
出版者 有志舎
出版年 2012.1
ページ数 7,270,7p
大きさ 22cm
一般件名 沖縄問題
ISBN13桁 978-4-903426-50-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 219.9072
内容紹介 「保守/革新」「復帰/独立」という2項対立は、沖縄の地域と住民に何をもたらしたのか。今も続く沖縄社会の保革対立が形作られた過程を、地域社会の変容という視点から明らかにする。
著者紹介 1978年生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員(PD)。博士(文学)。

目次

序章 戦後沖縄復帰運動史研究の課題
  はじめに
  1 復帰に歴史学が果たした役割
  2 復帰運動史研究の展開
  3 沖縄戦後史研究の成立
  4 近年の研究動向にみる「復帰/独立」論、「保守/革新」論
  むすびにかえて
第一章 戦後初期の沖縄における復帰論/独立論
  はじめに
  1 統治政策未確定期の帰属論
  2 復帰論の優勢化
  3 講和交渉期の帰属論争
  おわりに
第二章 一九五〇年代沖縄の地域における教員の役割
  はじめに
  1 「青年教員」の重要性
  2 一九五〇年代の社会運動と教職員会・沖青連
  3 地域における「青年教員」の役割
  おわりに
第三章 一九五〇年代における沖縄の「青年教員」
  はじめに
  1 戦後初期の教員養成・研修
  2 留日琉球派遣研究教員制度
  3 夏季現職教育講習会
  4 資質向上要求と生活難との狭間で
  おわりに
第四章 戦後沖縄における保革対立軸の形成
  はじめに
  1 統治政策の転換と復帰協の結成
  2 立法院選における分裂と惨敗
  3 共闘の成立過程
  おわりに
第五章 戦後沖縄における保革対立軸の成立と「島ぐるみ」運動
  はじめに
  1 一九六〇年代前半までの教公二法案制定の動向
  2 佐藤首相訪沖のインパクトと立法院選
  3 教公二法阻止闘争
  おわりに
第六章 一九六〇年代沖縄教職員会の復帰運動方針変容過程
  はじめに
  1 文教統制政策の再編
  2 教職員会の組織変革
  おわりに
第七章 沖縄地域社会における保革対立軸の固定化
  はじめに
  1 教公二法阻止闘争時の教員の認識と取り組み
  2 教公二法阻止闘争による対立軸の明確化
  3 三大選挙による対立軸の固定化
  おわりに
終章 沖縄戦後史における二項対立構造の解体
  1 本論の総括
  2 地域政治構造と二項対立
  3 二項対立構造の解体/「島ぐるみ」の常態化にむけて