立石 洋子/著 -- 学術出版会 -- 2011.11 -- 238

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資料詳細

タイトル 国民統合と歴史学
タイトルカナ コクミン トウゴウ ト レキシガク
副書名 スターリン期ソ連における『国民史』論争
叢書名 学術叢書
著者 立石 洋子 /著  
著者カナ タテイシ ヨウコ
出版者 学術出版会
出版年 2011.11
ページ数 340p
大きさ 22cm
一般件名 ロシア-歴史 , 歴史学-歴史
ISBN13桁 978-4-284-10330-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 238
内容紹介 「国民史」の形成という観点からソ連史を分析し、その過程で、マルクス主義の理念と、国民を統合し得る自国史像を構築するという困難な課題に直面したソ連の歴史家たちのディレンマや苦難に満ちた運命を浮き彫りにする。
著者紹介 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。

目次

序章
  第一節 国民史描写と国民統合
  第二節 研究史の整理
  第三節 本書の課題
第一章 ソ連初期の歴史学と歴史教育
  第一節 十月革命とソ連マルクス主義史学の誕生
  第二節 ソ連初期の歴史教育
  第三節 「ブルジョア歴史家」と十月革命
  小括
第二章 歴史教育改革の始まり
  第一節 教育改革と歴史教育
  第二節 新しい歴史教育の狙い
  第三節 国民史教育に関する決定
  第四節 革命前の歴史教科書の利用
  小括
第三章 「国民史」の模索
  第一節 初等教育用ソ連邦史教科書コンクールの開催
  第二節 教科書コンクールの審査
  第三節 初等教育用ソ連邦史標準教科書の出版
  第四節 ポクロフスキーに対する公的批判
  小括
第四章 愛国主義とマルクス主義
  第一節 独ソ戦前夜の歴史学と歴史教育
  第二節 対外戦争の描写の変化-ナポレオン戦争を中心に
  第三節 ソ連の諸民族の友好と「外敵」との戦い
  第四節 歴史上の統治者の再評価
  小括
第五章 独ソ戦と自国史像をめぐる論争
  第一節 独ソ戦の勃発
  第二節 ロシア史の再評価の動きの拡大
  第三節 非ロシア諸民族史研究の展開
  第四節 ソ連邦史と共和国史の矛盾
  第五節 歴史学会議の開催
  第六節 一九四四年歴史学会議後の動向
  小括
第六章 「ソヴェト愛国主義」の変容と自国史描写の転換
  第一節 民族主義に対する警戒の強まり
  第二節 「西欧跪拝」批判の始まり
  小括
第七章 スターリン最末期のイデオロギー政策と歴史学
  第一節 イデオロギー統制の強まり-一九四八年-一九四九年
  第二節 論争的テーマに関する統一的公式見解の形成-一九五〇年-一九五三年
  小括
終章
  第一節 ソ連における国民史
  結び