徐 顕芬/著 -- 勁草書房 -- 2011.11 -- 333.822

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資料詳細

タイトル 日本の対中ODA外交
タイトルカナ ニホン ノ タイチュウ オーディーエー ガイコウ
副書名 利益・パワー・価値のダイナミズム
叢書名 現代中国地域研究叢書
著者 徐 顕芬 /著  
著者カナ ジョ ケンフン
出版者 勁草書房
出版年 2011.11
ページ数 12,314p
大きさ 22cm
一般件名 経済協力 , 日本-対外関係-中国
ISBN13桁 978-4-326-34891-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 333.822
内容紹介 政府開発援助(ODA)が供与国の対外政策の手段としてどのような政策効果を持ちうるのか。国を事例に、広義の「制裁」に使うネガティブ・アプローチや「感情」と「イメージ」の問題を加え、体系的・複合的に分析する。
著者紹介 早稲田大学アジア研究機構現代中国研究所客員専任講師。博士(歴史学、政治学)。専攻は国際政治経済学、日中関係。

目次

序章 政府開発援助と外交力強化
第1章 日本の対中ODAの開始
  はじめに
  第1節 中国の円借款受入の政策決定
  第2節 日本の対中ODAの供与方針の決定
  第3節 日中双方の約束事
  第4節 ODA時代の起点における日中関係
  小括
第2章 日本の対中ODAの全体像
  はじめに
  第1節 「援助大国」日本
  第2節 日本の対中ODA
  第3節 日本の対中ODAの位置付け
  小括
第3章 日本の対中ODAの政策目的
  はじめに
  第1節 ODAは重要な対外政策手段である
  第2節 日本のODAの政策目的
  第3節 対中ODAの政策目的
  小括
第4章 経済的相互依存関係の構築
  はじめに
  第1節 経済成長・福祉向上の促進効果
  第2節 日中経済的相互依存の構造の形成
  第3節 政治へのインプリケーション
  小括
第5章 国際システムへの組み込み戦略
  はじめに
  第1節 改革・開放路線の安定化
  第2節 「中国を孤立させない」-天安門事件を事例として
  第3節 中国の「責任ある大国」とする自覚の促進
  小括
第6章 ODAのネガティブ・リンケージの発動とその限界
  はじめに
  第1節 ODAのネガティブ・リンケージの発動条件
  第2節 中国の核実験に対する日本の無償資金協力の原則凍結
  第3節 ODAのネガティブ・リンケージの限界
  小括
第7章 ODAと友好感情
  はじめに
  第1節 相互疎通の時代(1980年代)
  第2節 「核」と「歴史」をめぐるナショナリズムの衝突(1990年代半ば)
  第3節 ODAと感謝,歴史との錯綜(1990年代末から2000年代前半にかけて)
  小括
終章 ODAの対外政策効果の持続性