池田 寛子/著 -- 彩流社 -- 2011.11 -- 931.7

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資料詳細

タイトル イェイツとアイリッシュ・フォークロアの世界
タイトルカナ イェイツ ト アイリッシュ フォークロア ノ セカイ
副書名 物語と歴史の交わるところ
著者 池田 寛子 /著  
著者カナ イケダ ヒロコ
出版者 彩流社
出版年 2011.11
ページ数 339,58p
大きさ 20cm
一般件名 民話-アイルランド
ISBN13桁 978-4-7791-1634-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 931.7
内容紹介 生涯、「フォークロア」に関心を抱きつづけたイェイツ。彼をとおして独自の変容をとげたフォークロアを作品から拾い上げ、その創作活動とアイリッシュ・フォークロアの関係を解明。歴史に翻弄されたイェイツの内面世界に迫る。
著者紹介 京都大学大学院人間・環境学研究科(博士)。広島市立大学国際学部准教授。共著に「今を生きるケルト」「アイルランドを知るための70章」など。

目次

序章 フォークロアとイェイツ
  一 フォークロアとは
  二 アイリッシュ・フォークロアの世界
  三 「イェイツとアイリッシュ・フォークロア」をめぐる議論
  四 「妖精」から見えてくるもの
  五 ナショナリズムのフォークロア
  六 イェイツとフォークロア-初期から後期へと流れるもの
第一章 イェイツの生涯を貫くフォークロア
  一 二つの立場
  二 アイルランドの場合
  三 イェイツの立場
  四 フォークロアの政治的意味づけの強化
  五 イェイツのフォークロア観の推移と一貫性
  六 イェイツとアイルランド語
第二章 対立を越えて
  一 カトリック教会と対峙するナショナリスト-十九世紀末の英雄オシーン
  二 キリスト教と異教-聖パトリックとオシーンを繫ぐもの
  三 イェイツの異教に内在する他者受容の可能牲
第三章 めぐりくる昼と夜
  一 民衆の想像力へのあこがれ-限りなき時空へと続く梯子
  二 見果てぬ夢-最後の戦いのフォークロア
  三 天と地をめぐる魂-人さらいの妖精のフォークロア
  四 その後の昼と夜
第四章 ハープの力
  一 ハープと剣-対立か協調か
  二 嘆きのハープ
  三 愛国のハープ、国家再生のハープ
  四 ハープと剣の行方
第五章 物語の力
  一 革命を呼ぶユニコーン
  二 イェイツの心の奥を映す歪んだ鏡-女王、首相、詩人
  三 ロバとカモメのフォークロア
  四 まだ見ぬ革命の物語
第六章 アイルランドの物語の再構築
  一 アイルランドが求める真の愛
  二 二つの顔をもつ恋人-英雄か侵略者か
  三 老女を救うのは誰か-真の愛、真の英雄の再定義に向けて
  四 アイルランドの声の転生
終章 アイルランド文学とフォークロア