福富 満久/著 -- 岩波書店 -- 2011.10 -- 312.27

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資料詳細

タイトル 中東・北アフリカの体制崩壊と民主化
タイトルカナ チュウトウ キタアフリカ ノ タイセイ ホウカイ ト ミンシュカ
副書名 MENA市民革命のゆくえ
著者 福富 満久 /著  
著者カナ フクトミ ミツヒサ
出版者 岩波書店
出版年 2011.10
ページ数 15,271,25p
大きさ 22cm
一般件名 アラブ諸国-政治・行政 , アフリカ(北部)-政治・行政 , 革命
ISBN13桁 978-4-00-023871-7 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 312.27
内容紹介 世界的に注目を集める中東・北アフリカ(MENA)諸国で長期にわたり権威主義体制が存続してきたのはなぜか。チュニジアから始まった市民革命はどこへ向かうのか。MENAにおける体制崩壊と民主化について包括的に論じる。
著者紹介 1972年福岡県生まれ。フランス国立パリ政治学院国際関係Ph.D.コース修了。財務省所管財団法人国際金融情報センター中東部兼アフリカ部主任研究員。

目次

序章
  1 問題の所在と本書の目的
  2 本書の構成
第一編 MENAをみる分析視角
第一章 MENA諸国のかたち
  1 選挙でみるMENA諸国
  2 宗教でみるMENA諸国
  3 権力移譲でみるMENA諸国
  4 市民社会論でみるMENA諸国
第二章 民主化移行論とは
  1 体制変動と民主化
  2 アクター中心仮説
  3 民主主義の定着
  4 自由化と移行
  5 国家と新制度論
  6 持続する独裁体制の構成
  7 国際環境と国際協力
第三章 地域の何が民主化を阻んできたのか
  1 歴史の悲劇
  2 石油経済
  3 対西欧イデオロギー
  4 情報の非対称性の存在
第二編 北アフリカ諸国比較考察
第四章 チュニジア
  一 保護領体制とブルギバ体制
  1 チュニジア略史
  2 独立
  3 直面する諸問題と権威主義的解決
  4 反体制勢力の台頭とブルギバ体制の終焉
  二 ベンアリ独裁と発展戦略
  1 クーデター
  2 市民社会の統制
  3 前衛政党RCDの正体
第五章 エジプト
  一 ムバラク政権の歴史
  1 エジプト略史
  2 ムバラク政権の誕生
  3 政権移譲へ向けて
  4 アメリカとの信頼関係の構築
  二 一月二五日革命への序章
  1 さらなる自由経済へ
  2 リーマン・ショックと世界的金融危機の影響
  3 経済・金融政策のナローパス
第六章 アルジェリア
  一 「失われた八年」への道
  1 アルジェリア略史
  2 突然の民主化、そして内戦へ
  二 移行への条件
  1 対話の開始
  2 憲法の整備と選挙の順番
  3 軍が後盾となって
  4 国際社会からの支援
  三 「資源の呪い」から脱却できるか
第七章 リビア
  一 ジャマーヒリーヤの国連経済制裁までの軌跡
  1 リビア略史
  2 前衛政治と拡張主義
  3 国連経済制裁
  二 政策の転換と革命政権の終焉
  1 欧米との対話へ
  2 未完成のユートピア
  3 従属してきた市民社会
  4 民主化デモの波
第三編 市民革命のゆくえ
最終章 「負荷ありし社会」の実現へ向けて
  1 時代を変える情報通信技術
  2 独裁の均衡と体制崩壊
  3 MENA民主化が我々に問いかける問題
  4 直面する経済的課題
  5 「負荷なき自我」を超えて
  6 要請される「文化間対話」