門林 道子/著 -- 青海社 -- 2011.10 -- 494.5

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
地下書庫 /494.5/カ/ 116665738 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 生きる力の源に
タイトルカナ イキル チカラ ノ ミナモト ニ
副書名 がん闘病記の社会学
著者 門林 道子 /著  
著者カナ カドバヤシ ミチコ
出版者 青海社
出版年 2011.10
ページ数 9,307p
大きさ 21cm
一般件名 癌-闘病記 , 医療社会学
ISBN13桁 978-4-902249-57-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 494.5
内容紹介 闘病記の総合的な社会学的研究の書。1964~2009年に出版された、がん闘病記の文献調査のほか、闘病記の著者や関係者へのインタビュー、ナラティヴセラピーについての臨床現場での調査などをまとめる。

目次

序章 本書の概要
  1 「闘病記」について
  2 研究の対象と方法
  3 先行研究
  4 本研究の意義
  5 本書の構成
第1章 闘病記をめぐる社会的背景
  1 闘病記への関心の高まり
  2 闘病記出版数の増加の要因
  3 ナラティヴ・ベイスト・メディスンへの動き
第2章 闘病記の系譜
  1 闘病記の歴史
  2 がん闘病記の変遷-「告知」を中心に
第3章 「アウェアネス理論」からみるがん闘病記
  1 『死のアウェアネス理論と看護-死の認識と終末期ケア』について
  2 「終末認識」と相互作用-グレイザーとストラウスによる「認識文脈」
  3 「閉鎖」認識と「告知」以前の闘病記
  4 「疑念」認識と児玉隆也『ガン病棟の九十九日』
  5 「相互虚偽」認識
  6 「オープン」認識-「告知」以後の闘病記
  7 新たな時代へ
第4章 がん闘病記と5つの語り
  1 がん闘病記について
  2 調査の概要
  3 回復の語り
  4 衝撃の語り
  5 混沌の語り
  6 探求の語り
  7 達観の語り
  8 5つの語りと「死」
  9 語りの変容と現代社会
第5章 乳がん闘病記をめぐって
  1 闘病記にみるジェンダー
  2 個人にみる変容-小倉恒子医師と8冊の闘病記
第6章 グリーフワークとしての闘病記-家族が書く闘病記
  1 患者本人以外の闘病記
  2 闘病記とグリーフワークについて
  3 遺族によって書かれた闘病記の諸相
  4 「闘病記」からみるグリーフワーク
  5 死別による喪失を書くという作業
第7章 テキスト化する闘病記と新たな役割
  1 闘病記の参考書的役割
  2 闘病記をめぐるコミュニティの形成-星野周子『いのちに限りが見えたとき』をめぐって
  3 闘病記と「いのちの教育」
  4 闘病記の発展可能性-闘病記を用いたグリーフケアへの応用
第8章 生きる力に-現代における闘病記の意義
  1 患者本人が闘病記を書くことの意味
  2 現代における闘病記の意義
終章 闘病記という物語