松本 建速/著 -- 同成社 -- 2011.9 -- 212.03

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資料詳細

タイトル 蝦夷とは誰か
タイトルカナ エミシ トワ ダレカ
叢書名 ものが語る歴史
著者 松本 建速 /著  
著者カナ マツモト タケハヤ
出版者 同成社
出版年 2011.9
ページ数 5,301p
大きさ 22cm
一般件名 遺跡・遺物-東北地方 , 遺跡・遺物-北海道 , 蝦夷(民族)
ISBN13桁 978-4-88621-578-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 212.03
内容紹介 「続日本紀」によれば奈良時代、東北地方にはやまと言葉とは異なる言語を話す人々が住んでいたという。考古学をはじめ、民俗学や文献史学、言語学や形質人類学の成果をも援用して、その正体に迫る。
著者紹介 1963年北海道生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学。博士(文学)。東海大学文学部歴史学科考古学専攻教授。著書に「蝦夷の考古学」など。

目次

序章 蝦夷を問う
  第1節 『日本書紀』における蝦夷像
  第2節 蝦夷の性質を創作した理由
  第3節 蝦夷は本当に存在したのか
  第4節 青森県域に「蝦夷」は住んでいたか
  第5節 エビス信仰と蝦夷
  第6節 なぜ蝦夷を考えるか
第1章 記された蝦夷
  第1節 「蝦夷」表記と読み
  第2節 蝦夷の史料
  第3節 「蝦夷」が示すこと
  第4節 「蝦夷」と表記された対象の変化と古代日本国との関係
第2章 蝦夷を考える資料と方法
  第1節 蝦夷を考える資料
  第2節 蝦夷を考える方法
第3章 蝦夷と馬
  第1節 蝦夷は馬の民
  第2節 東北北部の馬関連史料
  第3節 東北北部の馬関連遺跡
  第4節 北海道の馬関連遺跡
  第5節 馬飼の始まりとその背景
  第6節 蝦夷と馬
  第7節 辺境の地の馬飼イメージの変化
第4章 蝦夷の集落
  第1節 集落の分布と規模
  第2節 集落の立地条件
  第3節 北海道石狩平野南部の集落との比較
  第4節 開拓の目的と移住者の出自
第5章 蝦夷の暮らし
  第1節 住居
  第2節 土器と生活様式
  第3節 生産活動
  第4節 墓
第6章 蝦夷を語るとされる資料と実態
  第1節 昆布と蝦夷
  第2節 琥珀と蝦夷
  第3節 蕨手刀と蝦夷
  第4節 弓矢と蝦夷
第7章 蝦夷と鉄
  第1節 人類にとって鉄とは何か
  第2節 鉄製錬遺跡
  第3節 鍛冶遺跡
  第4節 鉄生産と自然環境
  第5節 鉄にかかわる生産と遍歴する民
  第6節 生産者の出自
  第7節 鉄生産活動の目的
第8章 蝦夷の土器
  第1節 土器から何が読み取れるか
  第2節 土師器
  第3節 ロクロ土師器
  第4節 擦文土器
  第5節 須恵器
  第6節 土器生産者の出自と相互の交流
  第7節 土器から社会を見る
第9章 蝦夷とは誰か
  第1節 蝦夷と呼ばれた人々の移動
  第2節 「えみし・えびす」と「えぞ」とアイヌ民族
  第3節 蝦夷とは誰か
第10章 蝦夷と征討記事
  第1節 古代日本国の正史における蝦夷征討
  第2節 蝦夷と古代日本国との関係
  第3節 征討記事と同時代の文献に見る蝦夷と古代日本国
  第4節 蝦夷の遺跡と和人の遺跡を区別できるか
  第5節 蝦夷征討記事が記された理由
終章 蝦夷を考える
  第1節 蝦夷とエビス様
  第2節 蝦夷の言葉
  第3節 蝦夷を考える