倉数 茂/著 -- 以文社 -- 2011.9 -- 910.262

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資料詳細

タイトル 私自身であろうとする衝動
タイトルカナ ワタクシジシン デ アロウ ト スル ショウドウ
副書名 関東大震災から大戦前夜における芸術運動とコミュニティ
著者 倉数 茂 /著  
著者カナ クラカズ シゲル
出版者 以文社
出版年 2011.9
ページ数 293p
大きさ 22cm
一般件名 日本文学-歴史-大正時代 , 日本文学-歴史-昭和時代 , 芸術-日本
ISBN13桁 978-4-7531-0292-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 910.262
内容紹介 生と労働、生と芸術。大正から昭和の初期にかけて、これらを総合すべく華開いた幾多の“夢”とは? 宮沢賢治、柳宗悦、江戸川乱歩、有島武郎、横光利一らの思考と実践の核心を抉り、現代にその姿を蘇らせる。
著者紹介 1969年生まれ。東京大学総合文化研究科言語情報科学博士課程修了。博士(学術)。2005年より5年間、中国・広東省および福建省で日本文学を教える。小説に「黒揚羽の夏」がある。

目次

プロローグ 美的アナキズムとはなにか
  グローバリズムと裸の「生」
  アナキズムの時代
  美的アナキズムの特徴
  生権力とアナキズム
  代表性と敵対性
  コミュニティ
第一章 ポスト白樺派の世代
  自由のアポリア
  <分離>と<表現>
  震災と「バラック建築論争」
  「考現学」
  都市のリズム
  「前衛」の時代
  犬の言語
  「剝き出しの生」
  私的言語としての詩
第二章 閉ざされた部屋
  間取りの改善
  農村と都市の結合-田園ユートピア
  「個室」の誕生
  数えること、蒐集すること
  鏡の世界-昭和
  『人でなしの恋』
  欲望の部屋
第三章 テクネーの無限運動
  「民衆的工芸」の誕生
  「自然」と「芸術作品の根源」
  「伝承的価値」
  「名」の否定と柳美学の帰結
第四章 セルロイドの中の革命
  横光の『上海』
  スペクタクル都市
  映画と鉛筆
  群衆、機械、アナーキー
  都市の見世物
  映画という身体
第五章 意識の形而上学
  暴力の予感
  メルヒェン、世界が変容するとき
  「純粋経験」の詩学
  物語と風
  <想起>の劇場-気圏オペラ
  自然、あるいは事物の言語
  名前の解体
  <喰うこと>と<喰われること>
  光と律動
第六章 <血統>の生成
  改鋳される美的アナキズム
  『芸術の限界と限界の芸術』
  「追想」と「憧憬」
  「血統」の生成
エピローグ 美的アナキズムの行方
  「自然」という問題
  「芸術」からサブカルチャーへ-「戦後」的諸問題
  現代の「不幸」と生の生産