池田 真朗/著 -- 慶應義塾大学出版会 -- 2011.9 -- 324.02

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資料詳細

タイトル ボワソナードとその民法
タイトルカナ ボワソナード ト ソノ ミンポウ
著者 池田 真朗 /著  
著者カナ イケダ マサオ
出版者 慶應義塾大学出版会
出版年 2011.9
ページ数 16,406p
大きさ 22cm
一般件名 民法-歴史
ISBN13桁 978-4-7664-1628-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 324.02
内容紹介 明治近代立法黎明期の巨星、自然法学者としてのボワソナードと民法典を紹介・再検討し、日本の民法典との相違点を描き出す。また、その業績を分析し、ボワソナードの旧民法草案が日本の裁判実務等に与えた影響を明らかにする。
著者紹介 1949年東京生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科民事法学専攻博士課程修了、博士(法学)。同大学法学部・同大学大学院法務研究科教授。日本学術会議会員。著書に「民法への招待」など。

目次

序論
第Ⅰ部 ボワソナード民法総論
第一章 自然法学者ボワソナード
  一 ボワソナードと「自然法」
  二 ボワソナードの「自然法講義(性法講義)」
  三 ボワソナードと「自然法」の効用
  四 ボワソナードの自然法とキリスト教の関係
  五 ボワソナードにおける法概念の根幹
  六 ボワソナードの自然法論の評価
  七 小括
第二章 ボワソナード「自然法講義(性法講義)」の再検討
  序
  一 「自然法講義」の周辺
  二 民法学入門としての「自然法講義」
  三 ボワソナードの自然法論の限界と可能性-民法解釈学との関係において
  結語
第Ⅱ部 ボワソナードと日本民法典
第三章 フランス的法典の伝統と日本民法典
  一 はじめに-考察を始める前提として
  二 外見の相違と内容の類似性
  三 フランス民法典の基礎的影響
  四 日本民法におけるフランス民法型の規定
  五 日仏民法典の最大の共通点
  六 日仏民法典の最大の乖離点
  七 結び-日本民法学における「フランス的法典の伝統」の断絶と復活
第四章 民法典の歴史
  一 はじめに
  二 民法典編纂前史
  三 旧民法典の編纂
  四 現行民法典の編纂
  付・民法典の歴史に関する参考文献
第五章 日本民法典とは何か
  まえがき
  一 はじめに
  二 ボワソナード旧民法の位置づけと評価
  三 ボワソナード旧民法の評価と民法典論争
  四 旧民法の立法過程における変容
  五 ボワソナード旧民法から現行民法成立までのプロセスとその評価
  六 現行法解釈のためのボワソナード旧民法の重要性-解釈学者による「残された遺産」の探究
  七 小括
第Ⅲ部 ボワソナードの業績各験
第六章 民法四七八条論序説
  一 序
  二 フランス民法における債権『占有』
  三 ボワソナード旧民法における債権占有
  四 結語
第七章 ボワソナードにおける「第三者」の概念
  はじめに
  一 問題の所在
  二 ボワソナードの「第三者」概念
  三 フランス民法からみたボワソナードの「第三者」概念
  四 小括と若干の提言
  結語
第八章 民法四六七条におけるボワソナードの復権
  序 ボワソナード旧民法研究の意義
  一 旧民法財産編三四七条から民法四六七条への接続
  二 民法四六七条へのボワソナード草案の復活
  三 ボワソナードProjet,Art.367
  付・旧民法理由書解題
第九章 ボワソナード民法理論の特徴とその学説史的意義および影響
  Ⅰ はじめに
  Ⅱ 総論
  一 一般論から具体的分析へ
  二 ボワソナード旧民法草案のフランス民法との学説史的関係
  三 ボワソナードの「綜合(synthèse)」
  Ⅲ 各論
  一 時効
  二 不動産物権変動
  三 連帯債務-固有法への影響という観点から
第Ⅳ部 関連研究・書評
第一〇章 司法省御雇外国人ジュール・ジュスラン
第一一章 書評(一)西堀昭著『増訂版・日仏文化交流史の研究-日本の近代化とフランス』
第一二章 書評(二)手塚豊著作集第七巻『明治民法史の研究(上)』
結章