牧野 陽子/著 -- 新曜社 -- 2011.8 -- 930.268

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資料詳細

タイトル <時>をつなぐ言葉
タイトルカナ トキ オ ツナグ コトバ
副書名 ラフカディオ・ハーンの再話文学
著者 牧野 陽子 /著  
著者カナ マキノ ヨウコ
出版者 新曜社
出版年 2011.8
ページ数 390p
大きさ 20cm
ISBN13桁 978-4-7885-1252-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 930.268
内容紹介 ラフカディオ・ハーンはなぜ、異文化の民話や伝説を再話したのか。名作「雪女」「耳なし芳一」から「夏の日の夢」、そして珠玉のような掌編「安藝之介の夢」まで、ハーン再話文学の魅力と意味を解き明かす。
著者紹介 1953年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科(比較文学比較文化専攻)博士課程修了。成城大学教授。著書に「ラフカディオ・ハーン」など。

目次

はじめに ハーンの『怪談』
第一章 <夜>のなかの<昼>
  一 ラフカディオ・ハーンとエドワード・モース
  二 人力車の風景
  三 開かれた世界
  四 “寺へ行け”
  五 無音の空間
  六 内なる交響へ
第二章 民話を語る母
  一 ハーンとマルティニーク
  二 母なる存在
  三 異文化の養母
  四 民話を語る母
  五 再話文学へ
第三章 <顔>の恐怖、<背中>の感触
  一 「むじな」
  二 「ゴシックの恐怖」
  三 <背中>の感触
  四 輪廻の幻影
第四章 水鏡の中の<顔>
  一 未完の物語
  二 原話「茶店の水椀若年の面を現ず」
  三 分身の物語
第五章 世紀末<宿命の女>の変容
  一 「雪女」
  二 原話をめぐって
  三 雪の女
  四 白い女たち
  五 過去というタブー
第六章 語り手の肖像
  一 海の物語
  二 タブーの空間
  三 再話の力
  四 芸術家の肖像
第七章 聖なる樹々
  一 樹霊の物語
  二 「青柳物語」
  三 「十六桜」
  四 樹々の原風景
第八章 海界の風景
  一 ハーンと浦島伝説
  二 チェンバレンの『日本の古典詩歌』
  三 ハーンにおける「水江浦島子を詠める歌」
  四 海の彼方地の光
第九章 地底の青い空
結び ハーンの再話文学