清水 正義/著 -- 丸善プラネット -- 2011.8 -- 329.67

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資料詳細

タイトル 「人道に対する罪」の誕生
タイトルカナ ジンドウ ニ タイスル ツミ ノ タンジョウ
副書名 ニュルンベルク裁判の成立をめぐって
叢書名 白鷗大学法政策研究所叢書
著者 清水 正義 /著  
著者カナ シミズ マサヨシ
出版者 丸善プラネット
出版年 2011.8
ページ数 184p
大きさ 21cm
一般件名 戦争犯罪 , ニュルンベルク裁判(1945~1946)
ISBN13桁 978-4-86345-092-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 329.67
内容紹介 「人道に対する罪」という概念はいかにして創出されたのか。将来の国際平和と人道主義の発展にとって不可欠な防波堤となる概念が誕生した瞬間を、ナチス戦犯を裁いたニュルンベルク裁判にさかのぼって解き明かす。
著者紹介 1952年横浜市生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。白鷗大学法学部教授。専攻はドイツ現代史。著書に「戦争責任とは何か」がある。

目次

第一章 ニュルンベルク裁判成立史研究の動向
  第一節 「人道に対する罪」と「平和に対する罪」
  第二節 初期のニュルンベルク裁判成立史論
  第三節 実証的研究の進展
  第四節 成立史論が提起する問題
第二章 ヴェルサイユ講和条約と前ドイツ皇帝訴追問題
  第一節 ヴェルサイユ条約における戦争責任条項と前皇帝訴追条項
  第二節 イギリス戦時内閣における前皇帝訴追論
  第三節 パリ講和会議における戦争責任問題
  第四節 ドイツ戦争犯罪人引き渡し問題
第三章 イギリスのドイツ戦争犯罪人処罰政策
  第一節 連合国共同宣言案とイギリス外務省
  第二節 セント・ジェームズ宣言へ
  第三節 イギリス対独戦犯処罰政策の形成
  第四節 連合国戦争犯罪委員会の設立に向けて
第四章 連合国戦争犯罪委員会
  第一節 連合国戦争犯罪委員会の設立と活動範囲をめぐる対立
  第二節 国際刑事法廷案の準備
  第三節 連合国軍事法廷案
  第四節 連合国戦争犯罪法廷案の挫折
第五章 アメリカのドイツ戦争犯罪人処罰政策
  第一節 ハーバート・ペルと国務省
  第二節 アメリカ陸軍省での検討の開始
  第三節 陸軍省覚書「欧州戦争犯罪人」
  第四節 侵略戦争遂行の罪の登場
第六章「人道に対する罪」の成立
  第一節 国際軍事裁判の設立へ
  第二節 「人道に対する罪」の成立
  第三節 ニュルンベルク裁判の開廷と「人道に対する罪」
  第四節 ドイツ占領体制化の戦犯裁判と「人道に対する罪」
  補論 共同謀議とは何であったか