今村 健一郎/著 -- 昭和堂 -- 2011.4 -- 133.2

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資料詳細

タイトル 労働と所有の哲学
タイトルカナ ロウドウ ト ショユウ ノ テツガク
副書名 ジョン・ロックから現代へ
著者 今村 健一郎 /著  
著者カナ イマムラ ケンイチロウ
出版者 昭和堂
出版年 2011.4
ページ数 11,239,9p
大きさ 22cm
一般件名 労働 , 所有権
ISBN13桁 978-4-8122-1121-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 133.2
内容紹介 現代において崩れつつある所有の問題。イギリスを代表する哲学者ジョン・ロックの広範な業績の内のひとつである「所有」を読み解き、「所有」に対する原理的な問いの解答を探る。
著者紹介 1970年福岡県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科(哲学専攻)博士課程単位取得。博士(文学)。同大学大学院人文社会系研究科研究員。

目次

序章 ロックの所有論へ向けて
第1章 予備的考察
  1.1 用語の説明
  1.2 所有権論の出発点としての「共有状態」
  1.3 協約説の拒否
第2章 労働所有権論
  2.1 人格・身体の拡張による所有
  2.2 必要からの議論
  2.3 功績からの議論
  2.4 創造者の権原
  2.5 価値の創造
  2.6 神からの信託
  2.7 第2章のまとめ
第3章 所有権に対する制約
  3.1 十分性の制約
  3.2 浪費の制約
  3.3 第3章のまとめ
第4章 貨幣・市場
  4.1 蓄積手段としての貨幣
  4.2 交換手段としての貨幣
  4.3 政府による法定利子率の引き下げ
  4.4 小売業者と銀行家による貨幣の蓄蔵
  4.5 市場における知識の非対称性
  4.6 私人間の所有権の調整
  4.7 問いかけとしての労働
  4.8 第4章のまとめ
第5章 人格に対する所有権
  5.1 身体としてのパースン-森村・下川の議論
  5.2 所有主体としてのパースン
  5.3 所有客体としてのパースン
  5.4 第二七節の解釈
  5.5 補論:『統治論』のパースンと『知性論』の人格
  5.6 第5章のまとめ
第6章 ロックの環境倫理
  6.1 ロックはフロンティア倫理を提唱しているのか
  6.2 ロック的観点
  6.3 共有地の悲劇
  6.4 外部性の内部化による環境問題の解決
  6.5 ロック的観点の意義
  6.6 自然状態としての国際社会