山口 直孝/著 -- 翰林書房 -- 2011.3 -- 910.261

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資料詳細

タイトル 「私」を語る小説の誕生
タイトルカナ ワタクシ オ カタル ショウセツ ノ タンジョウ
副書名 近松秋江・志賀直哉の出発期
著者 山口 直孝 /著  
著者カナ ヤマグチ タダヨシ
出版者 翰林書房
出版年 2011.3
ページ数 279p
大きさ 22cm
一般件名 小説(日本) , 日本文学-歴史-明治時代 , 日本文学-歴史-大正時代
ISBN13桁 978-4-87737-313-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 910.261
内容紹介 主人公が自らの過去や言動を記していく小説「「私」を語る小説」は、いかにして成立したか。近松秋江・志賀直哉を軸に、「私」をめぐる作家たちの実験の軌跡を追う。
著者紹介 1962年生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程日本文学専攻単位取得済退学。博士(文学)。二松学舎大学教員。

目次

序章 「自己表象テクスト」から「「私」を語る小説」へ
第一章 「「私」を語る小説」の登場
  第一節 語られるべき「私」の生成-日露戦争後の『太陽』に即して
  第二節 「「私」を語る小説」をめぐる試行-「私」が「私」を語るまで
第二章 近松秋江における「「私」を語る小説」の展開
  第一節 「別れた妻もの」の達成-逸脱としての書簡
  第二節 『途中』・『見ぬ女の手紙』の可能性-近代書簡体小説の水脈の中で
  第三節 「大阪の遊女もの」の意義-叙法の形成と確立
  第四節 有島武郎『平凡人の手紙』論-第三者への気づき
第三章 志賀直哉における「「私」を語る小説」の展開
  第一節 初期作品の軌跡-家族への接近
  第二節 『濁つた頭』論-出口のない告白
  第三節 『大津順吉』論-小説家「自分」の変容
  第四節 『クローディアスの日記』論-敵対する日記
終章 近松秋江と志賀直哉-「「私」を語る小説」をめぐる交錯