吉田 憲司/編著 -- 放送大学教育振興会 -- 2011.3 -- 069

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
地下書庫 /069/ヨ/ 116415761 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 博物館概論
タイトルカナ ハクブツカン ガイロン
叢書名 放送大学教材
著者 吉田 憲司 /編著  
著者カナ ヨシダ ケンジ
出版者 放送大学教育振興会
出版年 2011.3
ページ数 298p
大きさ 21cm
一般件名 博物館学
ISBN13桁 978-4-595-31257-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 069
内容紹介 社会と文化を構築する装置としての博物館の成り立ちとその問題点を検証し、現代における博物館の多様な活動のあり方を実践に即した形で把握し、その将来に向けた可能性を展望する。
著者紹介 1955年京都市生まれ。大阪大学大学院博士課程修了。学術博士。国立民族学博物館教授、総合研究大学院大学教授。専攻は博物館人類学、文化人類学。著書に「仮面の森」「文化の「発見」」他。

目次

1 博物館・入門
  はじめに
  1.法令からみた日本の博物館
  2.法令からみた世界の博物館
  3.博物館の入館料
  4.学芸員の制度
  5.倫理規定
  6.博物館の現状と課題
2 博物館の歴史
  1.ヨーロッパにおける博物館の系譜
  2.日本における博物館の系譜
3 博物館における収集
  はじめに
  1.コレクターたちの肖像,コレクションの諸相
  2.収集・展示という営みの限界
  3.収集の倫理
  4.無形文化遺産の収集としての映像記録
4 博物館における展示Ⅰ-文化の表象の現在-
  はじめに
  1.契機-「20世紀美術におけるプリミティヴィズム」展
  2.地球規模のモダニズム-美術館・博物館からの挑戦
  3.自らを問う-自省的展示の試み
  4.対話の実践-共同作業の試み
  5.自己の表象-「自文化」展示のための博物館
  6.テンプルとフォーラム
5 博物館における展示Ⅱ-展示の技法-
  はじめに
  1.展示という行為
  2.展示の目的とストーリー
  3.視線と動線
  4.キャプション
  5.解説
  6.展示ケースと露出展示,ハンズ・オン展示
  7.ジオラマとホワイト・キューブ
  8.ユニバーサル・デザイン
6 博物館資料の整理と情報化
  はじめに
  1.博物館が扱う資料の種類
  2.資料に関わる情報
  3.資料の受入から情報化へ
  4.情報検索の基本
  5.研究データベースと管理データベース
  6.情報の固定型部分と履歴型部分
  7.用語や分類の問題
  8.データベースの横断検索
7 博物館資料の保存と活用Ⅰ-保存環境とIPM-
  1.博物館環境概論
  2.博物館における総合的有害生物管理(IPM)
8 博物館資料の保存と活用Ⅱ-取り扱い,収蔵と梱包-
  1.資料の取り扱い
  2.収納・収蔵
  3.梱包と輪送
9 博物館における教育Ⅰ-学校教育との連携-
  1.博物館と学校との連携事業
  2.国内での子どもを対象とした事業と博物館
  3.チルドレンズ・ミュージアム
10 博物館における教育Ⅱ-生涯教育の展開-
  1.自由な学びの場としての博物館
  2.博物館を自由に利用できる場とするために
  3.参加型博物館の事例
11 地域コミュニティと博物館
  1.コミュニティ・ミュージアムという概念
  2.地域との関わりでみた博物館の役割
  3.博物館の事業と地域との結びつき
  4.地域博物館=コミュニティ・ミュージアムのあり方
12 文化遺産と博物館
  はじめに
  1.世界遺産条約
  2.無形文化遺産保護条約
  3.有形遺産と無形遺産
  4.アイヌ文化継承への挑戦
  5.アフリカ・ザンビアにおける祭りの創生と博物館建設競争
13 記憶と博物館
  1.歴史と記憶
  2.広島平和記念資料館
  3.スミソニアンの試み-「エノラ・ゲイ」から「記憶の共有」展へ-
  4.記憶の場としてのホロコースト記念博物館
  5.人権博物館
  6.歴史展示はいかにして成り立つのか
  7.固定された歴史展示の場から記憶の想起・継承の場へ
14 デジタル技術とミュージアム
  はじめに
  1.資料索引情報のデジタル化
  2.二次元資料のデジタル化
  3.三次元資料のデジタル化
  4.現状複製と復元複製
  5.展示場におけるデジタル技術
  6.VR(仮想現実),AR(拡張現実)の活用
  7.デジタル・ミュージアムとインターネットの活用
15 フォーラムとしてのミュージアム-新たな時代の博物館にむけて-
  1.欧米の主要博物館の変貌
  2.共同作業の場としての博物館
  3.資料の整理・保存・活用の展開
  4.フォーラムとしてのミュージアム