千枝 大志/著 -- 岩田書院 -- 2011.2 -- 672.156

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /672.1/チ/ 116412198 成人一般 可能 iLisvirtual
地域資料 L/672/チ/ 116413071 成人地域 持禁 iLisvirtual
庫・地域 L/672/チ/ 116401043 成人地域 持禁 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 中近世伊勢神宮地域の貨幣と商業組織
タイトルカナ チュウキンセイ イセ ジングウ チイキ ノ カヘイ ト ショウギョウ ソシキ
著者 千枝 大志 /著  
著者カナ チエダ ダイシ
出版者 岩田書院
出版年 2011.2
ページ数 461p
大きさ 22cm
一般件名 伊勢市-商業-歴史 , 貨幣制度-日本
ISBN13桁 978-4-87294-673-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 672.156
内容紹介 14世紀末から17世紀初頭の中近世移行期における伊勢神宮の周辺地域の経済構造について、特に貨幣と商業組織の問題に着目して基礎的に検討した論考。

目次

序章 本研究の視座と課題
  はじめに
  第一節 神宮地域をめぐる経済史研究上の問題点と視座
  第二節 本書の構成と分析上の留意点
  課題にかえて
第一部 伊勢神宮地域をめぐる貨幣流通の実態とその構造
第一章 十五世紀末から十七世紀初頭における貨幣の地域性
  はじめに
  第一節 十五世紀中葉からみえる悪銭や撰銭と「悪銭指」の「法」
  第二節 十五世紀末期からみえる特殊な「省百法」に基づいた銭と貨幣の地域性
  第三節 十六世紀後半以降における神宮地域の貨幣の地域性
  おわりに
第二章 神宮地域における貨幣流通構造
  はじめに
  第一節 神宮地域における河崎の存在とその重要性
  第二節 『外宮子良館日記』にみえる相場の分析と銭貨比率の変動
  おわりに
第三章 神宮地域における銀の普及と御師の機能
  はじめに
  第一節 一五六〇~七〇年代の神宮地域における銀使用の普及状況
  第二節 神宮地域における銀使用の普及と御師の高度金融機能
  おわりに
第四章 神宮地域における永楽銭の流通
  はじめに
  第一節 十六世紀以降の神宮地域における貨幣の存在形態
  第二節 神宮地域への永楽銭流入要因に関する一試論
  おわりに
第五章 伊勢大湊をめぐる貨幣流通携造に関する一試論
  はじめに
  第一節 永禄三年『古日記』の特徴と作成契機
  第二節 神宮地域の各銭貨価値序列と大湊における貨幣の峻別行為
  第三節 河崎相場と神宮地域における港湾地域の金融機能
  おわりに
第二部 伊勢神宮地域をめぐる「商業地域」と「商業組織」
第六章 神宮地域における「商人宿」の物流構造
  はじめに
  第一節 十五世紀後半期における河崎の物流構造
  第二節 十六世紀以降における河崎の物流構造
  おわりに
第七章 伊勢山田における「近地域間構造」
  はじめに
  第一節 山田をめぐる「大規模取引」面における人的結合
  第二節 山田をめぐる人的結合網の実態
  第三節 山田外縁部における物流と地域権力
  第四節 山田の「近地域間構造」としての人的結合と「すわい」
  おわりに
第八章 伊勢神宮内部の経済構造
  はじめに
  第一節 物資納入からみた外宮子良館の経済構造
  第二節 制度面からみた外宮子良館の経済構造と外宮物忌層の経済感覚
  おわりに
第九章 神宮地域における「商業地域」と「流通様相」
  はじめに
  第一節 山田八日市場の分節的空間構造
  第二節 山田八日市場の空間形成と組織
  おわりに
第十章 伊勢山田における地域特性の形成とその変容
  はじめに
  第一節 山田における商業座の実像
  第二節 山田三方と諸座中の諸座認証業務の差
  第三節 山田における諸座の成立と地域特性の形成
  おわりに
終章 総括と課題
  第一節 本書の総括
  第二節 残された課題