中村 高康/著 -- 東京大学出版会 -- 2011.3 -- 376.8

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資料詳細

タイトル 大衆化とメリトクラシー
タイトルカナ タイシュウカ ト メリトクラシー
副書名 教育選抜をめぐる試験と推薦のパラドクス
著者 中村 高康 /著  
著者カナ ナカムラ タカヤス
出版者 東京大学出版会
出版年 2011.3
ページ数 4,238p
大きさ 22cm
一般件名 入学試験-歴史
ISBN13桁 978-4-13-056220-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 376.8
内容紹介 戦後教育を特徴づける大衆的受験競争の中核的制度である学力試験と対峙する制度として推薦入試制度に注目。この選抜制度の拡大とその帰結を社会学的に分析することを通じて、社会変動と戦後教育の構造変容の関係を解明する。
著者紹介 1967年神奈川県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得修了。大阪大学大学院人間科学研究科・東京大学大学院教育学研究科准教授(併任)。編著に「進路選択の過程と構造」等。

目次

序章 現代の教育と選抜をどうとらえるか
  1 本書の目的
  2 教育と選抜をとらえる基本的視点
  3 戦後日本の「教育と選抜」論の系譜
  4 戦後日本におけるメリトクラシーの変容に関する諸議論
  5 本書の分析視角
  6 本書の課題と方法
1章 再帰的メリトクラシーの社会
  1 はじめに
  2 近代化とメリトクラシーの諸議論
  3 ハイ・モダニティと構造化
  4 後期近代とメリトクラシーの再帰性
  5 まとめ
2章 選抜の文明史
  1 科挙と科挙以前の選抜
  2 欧米における試験と推薦
  3 日本における試験の近代化と推薦入学制度の萌芽
  4 まとめ
3章 教育の大衆化と推薦入学
  1 はじめに
  2 大学入学者選抜における推薦入学制度公認と教育拡大
  3 推薦入学制度導入の直接的要因
  4 補足
  5 まとめ
4章 教育の大衆化と偏差値
  1 はじめに
  2 偏差値導入の社会的条件
  3 予備校におけるコンピューター合否判定
  4 まとめ
5章 入試多様化と現代
  1 はじめに
  2 軽量化された選抜方法としての推薦入学
  3 選抜方法と大学序列構造
  4 選抜方法と入学者属性
  5 不安の大衆化と不安解消装置としての調査書選抜
  6 まとめ
6章 非進学校からの大学進学
  1 はじめに
  2 非進学校からの大学進学への志望変更の実態
  3 大学への志望変更者の特性と試験方法への意識
  4 まとめ
7章 四大シフト現象の内部過程
  1 はじめに
  2 四大への志望変更の実態
  3 四大シフトに対する学科効果の分析
  4 四大シフトと選抜制度
  5 まとめ
終章 後期近代における教育と選抜
  1 要約
  2 考察
  3 課題