検索条件

  • 著者
    アーネスト・キャレンバッハ
ハイライト

竹内 修一/著 -- 風間書房 -- 2011.3 -- 954.7

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /954/カ/ 116412875 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 死刑囚たちの「歴史」
タイトルカナ シケイシュウタチ ノ レキシ
副書名 アルベール・カミュ『反抗的人間』をめぐって
著者 竹内 修一 /著  
著者カナ タケウチ シュウイチ
出版者 風間書房
出版年 2011.3
ページ数 3,169p
大きさ 22cm
一般件名 反抗的人間
ISBN13桁 978-4-7599-1859-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 954.7
内容紹介 「異邦人」と異なり長年顧みられることの少なかったカミュの「反抗的人間」。「反抗的人間」の重要性を示し、サルトルとの論争以前のコンテクストに位置付けて、カミュ独自の「歴史観」を明らかにする。
著者紹介 1967年生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。博士(文学)。北海道大学准教授(大学院文学研究科)。

目次

序論
第Ⅰ章 不条理とアンディフェランス
  『異邦人』と「明晰な視力をもった無関心」
  「不条理」の三部作を結びつけるもの
  「明晰な視力をもった無関心」の思想史上の位置
  差異を消去された空間
  差異を消去された時間
  価値的因果関係
  テクストに織り込まれる因果関係
  裁判すなわち差異の産出
  『異邦人』と歴史
第Ⅱ章 不条理・殺人・レジスタンス
  レジスタンスへの参加と『ドイツ人の友への手紙』
  「ドイツ人」の表象-「友」か「敵」か
  「何もしていない」のに殺される子供
  「人間」とその「正義」
  『反抗的人間』に於けるナチズムとファシズム
  自己批判としてのニーチェ批判
  ニーチェとマルクスの位置
第Ⅲ章 正義と殺人
  「純粋にする=粛清するépurer」の一語
  エピュラシオンをめぐる論争
  『コンバ』紙1944年10月25日号
  ブラジヤックの銃殺と「犠牲者も否、死刑執行人も否」
  共和国を「純粋」にしようとするサン=ジュスト
  「正義」と「恩寵」の闘争としての近代史
第Ⅳ章 未来と殺人
  ブハーリンをめぐる二つのエッセイ
  ブハーリン裁判と『ヒューマニズムとテロル』
  哲学者によるブハーリンの行動の解釈
  モスクワ裁判の反復としての東欧のコミュニスト裁判
  メルロ=ポンティに対する反駁
  カミュによるコミュニストたちの行動の解釈
  ブハーリンの遺書
補論 歴史的契機としての処刑
  ルイ16世の処刑
  サン=ジュストの処刑
  ロシア・テロリストたちの処刑
結論