荒川 憲一/著 -- 岩波書店 -- 2011.2 -- 332.106

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地下書庫 /332.1/ア/ 116406950 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 戦時経済体制の構想と展開
タイトルカナ センジ ケイザイ タイセイ ノ コウソウ ト テンカイ
副書名 日本陸海軍の経済史的分析
著者 荒川 憲一 /著  
著者カナ アラカワ ケンイチ
出版者 岩波書店
出版年 2011.2
ページ数 10,316p
大きさ 22cm
一般件名 日本-経済 , 戦時経済
ISBN13桁 978-4-00-023698-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 332.106
内容紹介 戦時に備えて平時より経済力の可能な範囲で軍事力を蓄えておくという、日本陸海軍の「戦時経済体制」構想は、どのように準備・展開され、そして破綻に至ったのか。経済史・経済思想史的視点から詳細に解明する。
著者紹介 1947年宮城県生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位修得退学。防衛大学校教授。経済学博士(一橋大学)。専門は戦争と経済。

目次

序章 問題意識と視角
第Ⅰ部 戦時経済体制の構想
第1章 戦間期の戦時経済思想
  はじめに
  1 総力戦の衝撃と戦時経済体制の設計
  2 体制構築の途
  3 アウタルキー思想と日満経済ブロック
  4 「生産力拡大」軽視への警告
  5 日満経済ブロックから日満支経済ブロックへ
  むすび
第2章 生産力拡充問題と物資動員計画
  はじめに
  1 生産力拡充(「生拡」)構想の契機と特質
  2 転換期としての1936~37年
  3 「生拡」計画の検討
  4 物資動員計画(「物動」)の誕生と機能
  むすび
第Ⅱ部 戦時経済体制の展開
第3章 日満支経済ブロックの構想と展開
  はじめに
  1 日満支(華北)経済ブロックの構想
  2 意図せざる日満支経済ブロックの成立
  3 日満支経済ブロックの実際
  むすび
第4章 「大東亜物流圏」の再編と崩壊
  はじめに
  1 課題と視角
  2 開戦決断の経済的側面
  3 「大東亜共栄圏」の構想
  4 「大東亜物流圏」の実際(1)
  5 「大東亜物流圏」の実際(2)
  むすび
第5章 日本海軍とアウタルキー思想
  はじめに
  1 総力戦を海軍はどう受容したか
  2 第一次大戦前の海軍の国防思想と戦時経済思想
  3 海軍アウタルキー思想と石油
  4 アウタルキー思想とブロック経済
  むすび
第Ⅲ部 「戦時期経済」体制に見る軍事工業
第6章 戦時航空機工業の構想と展開
  はじめに
  1 1920年代の陸軍航空
  2 1930年代の陸軍航空
  3 日中戦争から太平洋戦争へ
  むすび
第7章 戦時造船工業の造成
  はじめに
  1 第一次大戦の経験
  2 ワシントン条約下の造船工業
  3 転換期
  4 日中戦争から太平洋戦争へ
  むすび
終章 転換期の経済的背景