洪 宗郁/著 -- 有志舎 -- 2011.2 -- 309.0221

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資料詳細

タイトル 戦時期朝鮮の転向者たち
タイトルカナ センジキ チョウセン ノ テンコウシャタチ
副書名 帝国/植民地の統合と亀裂
著者 洪 宗郁 /著  
著者カナ ホン ジョンウク
出版者 有志舎
出版年 2011.2
ページ数 6,258,6p
大きさ 22cm
一般件名 社会思想-朝鮮 , 朝鮮-歴史-日韓併合時代(1910~1945) , 朝鮮-歴史-1945年以後
ISBN13桁 978-4-903426-38-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 309.0221
内容紹介 日本の植民地支配を批判していた朝鮮人左派知識人たちは、なぜ転向し、それは戦後にどう繫がっていったか。彼らの矛盾に満ちた思想的軌跡を追い、脱植民地の志向と「近代」とが複雑に絡まり合う植民地固有の思想史を読み直す。
著者紹介 1970年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。駐日韓国大使館の専門調査員を経て、同志社大学言語文化研究教育センター准教授。

目次

序章 戦時期朝鮮を読み直す
  1 「転向」
  2 植民地帝国と「転向」
  3 植民地朝鮮の戦時期をみる諸視角
  4 本書の課題と構成
第一章 日中戦争期(一九三七~一九四一)における朝鮮社会主義者の転向とその論理
  1 歴史としての転向
  2 転向の推移と日中戦争の影響
  3 日中戦争期における社会主義者の転向の論理
  4 解放後の転向
第二章 一九三〇年代における植民地朝鮮人の思想的模索
  1 「独立有功者」の「転向」
  2 新植民地主義批判としての「非植民地化」論
  3 朝鮮研究
  4 「転向」
  5 「協和的内鮮一体論」
  6 朝鮮「特殊(経済)単位」論
  7 封印された「転向の政治」
第三章 転向から考える植民地・近代・アジア
  1 「植民地=アジア」というジレンマ
  2 一九三〇年代半ばにおける朝鮮論
  3 日中戦争と転向
  4 解放前後における連続と断絶
  5 転向
第四章 解放前後における統制経済論の展開
  1 帝国大学から北朝鮮へ
  2 一九三〇年代半ばにおけるマルクス主義経済学の展開
  3 戦時期の統制経済論
  4 解放と民族経済建設論
  5 帝国から国民国家へ
終章 植民地期・解放後における主体形成の企て
  1 転向、隠蔽されてきた不純な主体
  2 一九三〇年代半ば
  3 戦時期
  4 解放後
  5 最終審級としての自主と従属