橋本 紀子/編 -- 大月書店 -- 2011.2 -- 372.107

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
地下書庫 /372.1/セ/ 116405598 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 青年の社会的自立と教育
タイトルカナ セイネン ノ シャカイテキ ジリツ ト キョウイク
副書名 高度成長期日本における地域・学校・家族
著者 橋本 紀子 /編, 木村 元 /編, 小林 千枝子 /編, 中野 新之祐 /編  
著者カナ ハシモト ノリコ,キムラ ハジメ,コバヤシ チエコ,ナカノ シンノスケ
出版者 大月書店
出版年 2011.2
ページ数 7,363,2p
大きさ 22cm
一般件名 日本-教育 , 産業教育-歴史 , 教育と社会
ISBN13桁 978-4-272-41213-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 372.107
内容紹介 経済構造の大変動により、地域差をもちながら、出産・育児、教育の構造が変貌した高度成長期。そのなかで社会へと向かう青年、その家族、また教師の取り組みを口述史料から捉え返し、“生きられた歴史”を描き出す。
著者紹介 1945年生まれ。女子栄養大学・大学院教授。

目次

序章 「青年の自立と教育」の社会史を目指して
  第1節 問題関心と研究課題の設定
  第2節 本書の位置
  第3節 研究の方法・視角
  第4節 研究の資料
  第5節 本書の構成
第Ⅰ部 高度成長期における<学校から職業社会への移行>
第1章 高度成長期の社会と教育
  第1節 高度成長下の生活の変容
  第2節 産業構造の転換と人口移動
  第3節 戦後の進学行動の展開
  第4節 高度成長期における<学校から職業社会への移行>の形成
第2章 <学校から職業社会への移行>の諸相
  第1節 学校から職業社会への「出口」をめぐる動態
  第2節 新制中学校の展開
  第3節 新制高校の展開
第Ⅱ部 進路選択の実際
第1章 農村社会における<学校から職業社会への移行>
  第1節 本書の目的と研究方法
  第2節 一九五〇年代後半から六〇年代にかけての秋田県の教育と職業安定行政との関連
  第3節 地方行政から見た「集団就職」
  第4節 早期の旅立ちの意味世界
  第5節 「集団就職」という形での出郷のもった意味
第2章 昼間二交代定時制課程を生きた少女たち
  第1節 課題と方法
  第2節 定時制の推移と昼間二交代定時制の特色
  第3節 昼間二交代定時制課程の実際
  第4節 卒業生の述懐
  第5節 入学の経緯と揺れる心
  第6節 「働きながら学ぶ」生活をめぐる苦悩
  第7節 結論と今後の課題
第3章 都市部伝統産業地域の子どもたちの職業選択と学校
  第1節 本章のねらいと方法
  第2節 高度成長期における西陣業界の変化
  第3節 京都における高校制度の特徴と進路選択
  第4節 一九六〇年翔鸞小学校を卒業した子どもたちのその後
第Ⅲ部 進路指導をめぐる実践と理論の諸相
第1章 過疎化と地域産業の盛衰のなかでの進路選択
  第1節 課題
  第2節 「機屋」勤めの時代
  第3節 『雪崩』の世界と京都府における新規学卒者の進路状況
  第4節 過疎問題の進路指導への影響
  第5節 進学率の急上昇をもたらした出機
  第6節 教師と子どもたちが捉えた機業生活の実際
第2章 高度成長期の中学校における「進路指導」問題
  第1節 本章の課題
  第2節 進学組と就職組
  第3節 「高校全入」運動と全進研
  第4節 「働くこと」をどう教えるか
  第5節 農村の構造変化と中学校教育
  第6節 まとめ
第3章 戦後民間教育運動の「進路指導」論の射程
  第1節 本章の課題
  第2節 「進路指導」の時代
  第3節 「進路指導」批判とその困難
  第4節 「われわれの進路指導」をつくる
第4章 地域の学校づくり
  第1節 課題
  第2節 青少年の生き方の変化
  第3節 分校の存続へ
  第4節 美山分校の開設
  第5節 美山分校の地元定着指導実践
第Ⅳ部 家族の子育て意識と教育
序 戦後初期から高度成長期にかけての女性の労働と産育をめぐる動向
第1章 日本における受胎調節運動と「子ども二人」の家族像
  第1節 課題意識と本章のねらい
  第2節 受胎調節運動の始まりと展開
  第3節 「子ども二人」の世界
第2章 家族計画運動と炭鉱労働者家族の子ども観
  第1節 問題関心と課題設定
  第2節 常磐炭鉱における家族計画運動
  第3節 労働者家族にとっての少子化-近代的家庭生活への志向
  第4節 少産化と子ども観
  第5節 まとめと今後の課題
第3章 性教育実践に見られる教師や保護者の性意識と子ども観
  第1節 課題意識と本章のねらい
  第2節 アンケート調査に見る保護者の意識
  第3節 実践計画の作成
  第4節 実践の特徴
  第5節 保護者の性意識・子ども観
  第6節 今後の課題
補論 教育家族の学力要求と家庭向け教材づくりの現実
  第1節 課題と方法
  第2節 (株)日本標準の設立
  第3節 『月刊標準テスト』の作成・販売
  第4節 到達目標・評価論の出現と成立
  第5節 『月刊・学力はつらつ』(家庭用教材)の作成・販売
  第6節 まとめと今後の課題
終章 戦後日本の青年と教育