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所蔵場所	請求記号	資料コード	資料区分	帯出区分	状態
閲覧室	/389.1/ﾃ/	116372129	成人一般	可能

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資料詳細

タイトル	アイヌの民族考古学
タイトルカナ	アイヌ ノ ミンゾク コウコガク
叢書名	ものが語る歴史
著者	手塚 薫 ／著
著者カナ	テズカ カオル
出版者	同成社
出版年	2011.2
ページ数	4,230p
大きさ	22cm
一般件名	アイヌ , 遺跡・遺物-北海道
ISBN13桁	978-4-88621-547-5
言語	jpn
分類記号	382.11
内容紹介	北の地に文化を構築したアイヌをめぐり、生業、儀礼、交易、疾病など幅広い属性を、発掘成果と豊富な民族学資料を通して精緻に分析。他民族との異同などにも触れつつ、その変化と混淆に満ちた文化の特徴をあきらかにする。
著者紹介	1961年北海道生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程史学専攻退学、博士(文学)。北海学園大学人文学部准教授。

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目次

序章 狩猟採集民の普遍性

  1.自然環境と調和する狩猟採集民

  2.交換される諸資源

  3.社会関係:労働力の提供

  4.混合経済

  5.疾病

  6.長距離交易ネットワーク

  7.テリトリー概念と有用資源論争

  8.周縁からの照射

第1章 北東アジアにおける毛皮獣狩猟活動と近代世界経済システム

  1.毛皮需要と罠猟

  2.小型毛皮獣狩猟活動活性化の要因にかかわる研究史

  3.仕掛弓の起源について

  4.交易品の獲得

  5.仕掛弓関連用語の分布とその特徴

  6.交易品の流通と毛皮交易

  7.日本における毛皮生産活動

  8.北東アジア狩猟採集民文化像の再検討

第2章 アイヌの生活様式の多様性

  1.アイヌを取り巻く政治状況

  2.地域や時代で変わるアイヌ文化

  3.近世のアイヌと政治・経済制度

  4.アイヌエコシステムから歴史のなかのアイヌへ

  5,アイヌの労働形態の特徴

  6.食と生業

  7.外需を満たす狩猟活動

  8.年中行事からみたアイヌと和人の交流

  9.クマ送り儀礼

第3章 石狩低地帯におけるアイヌ交易の展開と本州製品の流通

  1.アイヌ文化における商品流通

  2.外部社会との接点と物質文化

  3.千歳アイヌとシコツ場所

  4.交易制度の変化

  5.ユカンボシC15遺跡出土の木製遺物

  6.本製遺物分析の目的と方法

  7.木製遺物の分析結果

  8.美々8遺跡の木製遺物

  9.準構造船の出現と意義

第4章 千島列島における先住民交易ネットワークの形成と変容

  1.ラッコ権益と先住民交易ネットワーク

  2.ロシア人の千島進出と幕府の対応

  3.歴史的絵図の検討

  4.現代の調査からみた帝政ロシア期集落と住民の生活

  5.帝政ロシア期集落のインパクト

  6.交易品の分配と社会階層の関係

第5章 千島列島への移住と適応

  1.海洋環境への進出

  2.千島列島調査計画

  3.千島列島の考古学的研究

  4.断絶とカタストロフィー

  5.島への植民と適応

  6.商品流通経済との接合

  7.島嶼研究の今後の展望

終章 移動する文化境界

  1.境界の意義

  2.狩猟採集文化の再構成

  3.歴史的視点とアイヌの経済活動

  4.アイヌ文化期に関する考古学的研究

  5.アイヌ文化における社会的変化

  6.島嶼地域における歴史生態的研究の可能性

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