小枝 弘和/著 -- 思文閣出版 -- 2010.12 -- 371.253

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資料詳細

タイトル William Smith Clarkの教育思想の研究
タイトルカナ ウィリアム スミス クラーク ノ キョウイク シソウ ノ ケンキュウ
副書名 札幌農学校の自由教育の系譜
著者 小枝 弘和 /著  
著者カナ コエダ ヒロカズ
出版者 思文閣出版
出版年 2010.12
ページ数 372p
大きさ 22cm
ISBN13桁 978-4-7842-1561-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 371.253
内容紹介 青年期の思想形成をはじめ、アマースト・カレッジ、マサチューセッツ農科大学での実践など、クラークが来札するまでの50年を考察した上で、札幌農学校へのクラークの教育思想の影響や教育実践と、その特質を明らかにする。
著者紹介 1975年大阪市生まれ。佛教大学大学院教育学研究科生涯教育専攻単位取得満期退学。同志社大学同志社社史資料センター社史資料調査員。京都造形芸術大学非常勤講師。博士(教育学)。

目次

序章 本研究のテーマと基本的立場
  第1節 先行研究のまとめ
  第2節 課題と方法
第1章 幼少期、青年期における思想形成
  第1節 クラークの出生とその家族
  第2節 サミュエル・ウィリストンとウィリストン・セミナリー
  第3節 ウィリストン・セミナリーの教育理念
  第4節 ウィリストン・セミナリー時代のクラーク
第2章 アマースト・カレッジの教育的感化
  第1節 アマースト・カレッジの教育理念-クラークを取り巻く思想的学問的環境-
  第2節 知育と体育の実践-寄宿舎、カリキュラム、課外活動-
  第3節 課外活動を通じた宗教的自己啓発-探究会とAntivenenian Society-
  第4節 アマースト・カレッジのリヴァイヴァル-クラークの回心体験-
  第5節 クラークにとっての自然科学の二つの側面-自然神学と自活手段-
第3章 高等教育観の形成-ドイツの専門教育の影響-
  第1節 クラークのドイツ志向
  第2節 ロンドンでの貴重な経験-大英博物館、リンネ協会、王立キュー植物園訪問を通じて-
  第3節 ゲッティンゲン大学とその環境-1850年から1852年を中心に-
  第4節 留学生活-研究生活とキリスト教観を中心に-
  第5節 高等教育観の形成-教育と宗教の関係-
第4章 アマースト・カレッジ教授としての躍進
  第1節 理学科の設置-アマースト・カレッジの専門教育とクラーク-
  第2節 アマースト・カレッジ初期の化学史におけるクラークの位置付け-ヒッチコックの辞任演説を通じて-
  第3節 新学長スターンズのもとでのクラーク-事業、科学、そして農業-
  第4節 南北戦争におけるクラーク-栄光と苦悩の狭間で-
  第5節 農科大学誘致運動-事業推進者、政治家としてのクラーク-
第5章 マサチューセッツ農科大学学長としての実践と苦悩
  第1節 マサチューセッツ州における農業教育の系譜
  第2節 開講までのマサチューセッツ農科大学の教育理念の形成過程
  第3節 第3代学長クラークの教育思想-カリキュラム、課外活動、宗教教育を通じて-
  第4節 クラーク学長の教育行政の評価
  第5節 教育者としてのクラーク
第6章 札幌農学校教頭としての教育実践とその影響
  第1節 札幌農学校前史-開拓使仮学校から札幌学校専門科開校まで-
  第2節 札幌農学校開校当時に見るクラークの思想的影響
  第3節 クラークによるキリスト教の導入
  第4節 札幌農学校におけるクラークの教育実践
終章 札幌農学校の教育思想史的意義
  第1節 明治初期自然科学系官立専門学校における札幌農学校の位置付け
  第2節 草創期札幌農学校の教育理念の変容
  第3節 札幌農学校のキリスト教の「移動」
  第4節 クラークの教育思想史的評価と課題