柿崎 一郎/著 -- 筑摩書房 -- 2011.2 -- 292.3

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
しょこ /292/カ/ 120799499 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 東南アジアを学ぼう
タイトルカナ トウナン アジア オ マナボウ
副書名 「メコン圏」入門
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 柿崎 一郎 /著  
著者カナ カキザキ イチロウ
出版者 筑摩書房
出版年 2011.2
ページ数 191p
大きさ 18cm
一般件名 東南アジア
ISBN13桁 978-4-480-68854-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 292.3
内容紹介 戦火が絶えなかった東南アジア大陸部は、“メコン圏”構想のもと国境を越えた人やモノの動きが活発になっている。「変化」と「活気」の中にある、この地域の過去と現在を語る。
著者紹介 1971年静岡県生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了。博士(学術)。横浜市立大学国際総合科学部准教授。「タイ経済と鉄道」で大平正芳記念賞を受賞。

目次

はじめに
序章 メコン圏とは?
  メコン川由来の局地経済圏/メコン圏の国々/メコン圏の成立まで/三つの経済回廊
第1章 南北回廊(ハイフォン~昆明~バンコク)
  1 紅河沿いの鉄道(ハイフォン~昆明)
  ハノイの外港ハイフォン/南北に細長い国ベトナム/紅河沿いの滇越鉄道/ラオカイと河口/昆明への道
  2 山峡を貫く高速道路(昆明~景洪)
  中国の中の一国・雲南省/新たな動脈「昆曼公路」/茶の産地・普【アル】/タイ族の都・景洪/メコンのダム開発
  3 メコンの川下りと新たな陸路(景洪~チエンセーン・チエンコーン)
  「運河」と化したメコン/「黄金の三角地帯」/開発に揺れた古都チエンセーン/中国化したムン/完成した「昆曼公路」
  4 タイ族の南下ルート(チエンセーン・チエンコーン~バンコク)
  揺らぐ「中進国」タイ/「新都」チエンマイ/チャオプラヤー川の平原/内陸の港市アユッタヤー/天使の都バンコク
第2章 東西回廊(モーラミャイン~ダナン)
  1 タイを横切る道(モーラミャイン~コーンケン)
  苦悩の国ミャンマー/国境の町メーソート/タイ族最古の王国スコータイ/第二のフレンドシップ・ハイウェー/イサーンの大地へ
  2 分断の川メコン(コーンケン~サワンナケート)
  イサーンの要衝コーンケン/プーパーン山脈/分断されたラオ族/メコンに架かる橋/「バッテリー」を目指すラオス
  3 アンナン山脈越えのルート(サワンナケート~ドンハ)
  整備された国道九号線/国境の経済特区/激戦地を貫く道路/ハノイへの最短ルート-ケーオヌア峠/新たな東西回廊-プークア
  4 ハイヴァン峠を越えて(ドンハ~ダナン)
  軍事境界線の町ドンハ/ベトナムの古都フエ/南北統一鉄道/ハイヴァン峠の難所/深水港ダナン
第3章 南回廊(ヴンタウ~バンコク)
  1 メコン・デルタをさかのぼって(ヴンタウ~プノンペン)
  ベトナム最大の都市ホーチミン/穀倉地帯メコン・デルタ/「活気」ある国境モックバイ/カンボジアの苦難の歴史/メコンの渡し
  2 疲弊した鉄路(プノンペン~バッドムボーン)
  無人の都となったプノンペン/荒廃した列車/レールの上のインフォーマル経済/魚の宝庫トンレサープ湖/狭間の町バッドムボーン
  3 かつての国際鉄道(バッドムボーン~バンコク)
  カンボジアの宝アンコール・ワット/林立するカジノの国境/かつての難民の町アランヤプラテート/「友好の証」の鉄道/「黄金の土地」スワンナプーム
  4 新たな海岸沿いのルート(プノンペン~バンコク)
  カンボジアの新たな外港クロンプレアシハヌ/真新しい国道四八号線/タイ族の町コ・コン/戦争起源のビーチリゾート・パッタヤー/急成長の東部臨海工業地帯
終章 メコン圏から見えること
  メコン圏の「活気」と「変化」/活発化する人の移動/モノの流動の増加/メコン圏の意味/メコン圏と日本
あとがき
参考にした主な本など