荒井 裕樹/著 -- 現代書館 -- 2011.2 -- 369.27

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地下書庫 /369.2/ア/ 116765538 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 障害と文学
タイトルカナ ショウガイ ト ブンガク
副書名 「しののめ」から「青い芝の会」へ
著者 荒井 裕樹 /著  
著者カナ アライ ユウキ
出版者 現代書館
出版年 2011.2
ページ数 253p
大きさ 20cm
一般件名 脳性麻痺 , 日本文学-歴史-昭和時代(1945年以後)
ISBN13桁 978-4-7684-3511-3 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 369.27
内容紹介 障害者運動は自らの内面をどう表現してきたか。障害者文芸同人誌『しののめ』の主宰者・花田春兆、「青い芝の会」行動綱領の起草者・横田弘を中心に、日本の脳性マヒ者の障害者運動における「綴る文化」を解明する。
著者紹介 1980年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員。専門は日本近現代文学・障害者文化論。

目次

序章
  一、はじめに
  二、障害の文化
  三、綴り合う仲間たち
  四、本書の構成
第一部 「綴る文化」の戦後史
第一章 文学が紡ぐネットワーク
  一、はじめに
  二、二つの出自-「光明学校」と「療養文芸」
  三、「しののめ」の広がり
  四、「しののめ」人脈の発展
  五、結びにかえて
第二章 反抗する「人間」たち
  一、はじめに
  二、「しののめ」の同人層
  三、「親の会」と「血の営み」
  四、「恩愛」への反抗
  五、「自分」の芽生え
  六、<性>という「秘密」
  七、反抗する「人間」たち
  八、結びにかえて
第二部 「いのち」の価値の語り方
第三章 「安楽死」を語るのは誰の言葉か
  一、はじめに
  二、「安楽死」を問う声は誰のものか
  三、「安楽死」は「本人の幸福」
  四、家族が<自立>を可視化する
  五、私的領域としての<生命>
  六、結びにかえて
第四章 文芸同人誌『しののめ』に見る生命観の変遷
  一、はじめに
  二、一九五〇年代の議論-他者に配慮し得る自己
  三、一九六〇年代の議論-「安楽死」は主体的行為?
  四、一九七〇年代の議論-「優生」への挑戦
  五、結びにかえて
第三部 横田弘の詩と思想
第五章 <母>なる障壁-横田弘の詩と思想(前編)
  一、はじめに
  二、高度経済成長と閉塞する家族
  三、横田弘のあゆみ
  四、屈折する母恋
  五、「極限の自己表現」がぶつかるとき
  六、結びにかえて
第六章 告発の詩学-横田弘の詩と思想(後編)
  一、はじめに
  二、問題の所在
  三、「青い芝」の主張
  四、横田弘詩論(一)
  五、横田弘詩論(二)
  六、結びにかえて