大隅 清陽/著 -- 吉川弘文館 -- 2011.2 -- 322.134

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地下書庫 /322.1/オ/ 116674045 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 律令官制と礼秩序の研究
タイトルカナ リツリョウ カンセイ ト レイチツジョ ノ ケンキュウ
著者 大隅 清陽 /著  
著者カナ オオスミ キヨハル
出版者 吉川弘文館
出版年 2011.2
ページ数 8,399,15p
大きさ 22cm
一般件名 律令 , 官制-歴史 ,
ISBN13桁 978-4-642-02479-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 322.134
内容紹介 礼と法の二元構造をもつ中国律令制と違い、日本律令制は、氏族制と官僚制から構成されていた。8世紀以後、中国礼制の受容と共に氏族制が解体し、平安貴族社会が生まれる過程を、官制と礼秩序の変遷から解き明かす。
著者紹介 1962年福岡県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。山梨大学教育人間科学部准教授。

目次

序 問題の所在と本書の構成
  一 律令制研究の成果と本書の課題
  二 各部のねらいと所収論考の概要
第一部 律令官制の基本構造
第一章 弁官の変質と律令太政官制
  はじめに
  一 令制弁官の特質
  二 平安前期における弁官の変質
  おわりに
第二章 延喜式から見た太政官の構成と行事
  はじめに
  一 弁官の独立性
  二 弁官によるアドモヒの実態
  三 公卿と儀式運営
  四 外記の機能拡大と弁官との並列化
  おわりに
第三章 古代冠位制度の変遷
  はじめに
  一 冠位十二階の成立とその背景
  二 冠位制の展開
  おわりに
第四章 律令官人制と君臣関係
  はじめに
  一 律令制的「仕奉」の成立
  二 考選制度の日本的特質
  三 マヘツキミとツカサノヒト
  四 「仕奉」の多様性と叙位制度の展開
  おわりに
第五章 律令官制における京官と外官
  はじめに
  一 隋唐律令法に関する菊池英夫氏の見解
  二 日本律令制における京官と外官
  三 律令制の変質との関連
  おわりに
第二部 日唐儀制令の比較研究
第一章 儀制令と律令国家
  はじめに
  一 君臣秩序と族姓秩序
  二 拝礼の特質と元日朝賀
  三 礼的秩序と国郡制
  おわりに
第二章 儀制令における礼と法
  はじめに
  一 祥瑞報告と官僚機構
  二 礼的秩序と刑罰
  おわりに
第三章 座具から見た朝礼の変遷
  はじめに
  一 中日古代の座具と礼
  二 朝堂における座具の敷設状態
  三 朝堂上の礼とその変遷
  おわりに
第四章 日本律令制における威儀物受容の性格
  はじめに
  一 唐の門戟と日本の儀戈
  二 蓋の受容
  三 元日飾馬儀礼と儀戈・蓋
  おわりに
第三部 律令制と礼の受容
第一章 唐の礼制と日本
  一 礼制とは何か
  二 礼の受容と国家形成
  三 日本の律令制における礼
第二章 礼と儒教思想
  はじめに
  一 古代国制と礼
  二 日本律令の形成と礼制継受
  三 律令制の展開と礼・儒教思想
  おわりに