張 競/著 -- 筑摩書房 -- 2010.12 -- 910.26

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
しょこ /910/チ/ 120796693 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 海を越える日本文学
タイトルカナ ウミ オ コエル ニホン ブンガク
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 張 競 /著  
著者カナ チョウ キョウ
出版者 筑摩書房
出版年 2010.12
ページ数 159p
大きさ 18cm
一般件名 日本文学-歴史-近代 , 翻訳
ISBN13桁 978-4-480-68851-4 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 910.26
内容紹介 海外での村上春樹人気はなぜ? 日本文学にまつわる翻訳事情を紹介。また、日本文学が東アジアで読まれることと、欧米で読まれることの意味の違いについて論じる。
著者紹介 1953年中国生まれ。東京大学大学院比較文学比較文化博士課程修了。明治大学教授。比較文化論専攻。「恋の中国文明史」で読売文学賞、「近代中国と「恋愛」の発見」でサントリー学芸賞受賞。

目次

はしがき
第一章 何が読ませるのだろう-村上春樹、海外で人気のわけ
  日本文学、読まれ方の変化
  村上春樹の人気ぶり
  人気の背景にあるもの
  ライフスタイルの変化と『ノルウェイの森』
  『ノルウェイの森』がもたらすイメージ
  国境を越える登場人物たち
  共有され始めた若者の悩み
  性情報のメッセンジャー
  アメリカのハルキ・ムラカミ
第二章 テクストたちの運命-異文化という荒波のなかで
  なんといってもノーベル文学賞
  まだまだ遠い国、日本
  欧米での安部公房人気をどう読むか
  翻訳と宗教的バックボーン
  エキゾチシズム-神秘の物語
第三章 たかが翻訳、されど翻訳-ことばの壁は乗り越えられるか
  森鷗外の翻訳紹介が少ないのは?
  名文の運命
  「ことばのあや」は伝わるか
  翻訳に向く作品、不向きな作品
  文化はどこまで翻訳できるか
第四章 まちがいだらけの文学交流-誤解と反目の文学外史
  日本は世界でどう認識され始めたか
  日本文学=古典だった時代
  韓国市場の受け入れ方
  近代中国での翻訳事情
  まぼろしの蜜月時代
  反目の前ぶれ
  日中の文学観の対立
  繰り返される「上下関係」の戦い
おわりに
参考文献