太田 富康/著 -- 岩田書院 -- 2010.9 -- 318.5

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閲覧室 /318.5/オ/ 117368373 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 近代地方行政体の記録と情報
タイトルカナ キンダイ チホウ ギョウセイタイ ノ キロク ト ジョウホウ
叢書名 近代史研究叢書
著者 太田 富康 /著  
著者カナ オオタ トミヤス
出版者 岩田書院
出版年 2010.9
ページ数 421p
大きさ 22cm
一般件名 公文書 , 文書管理
ISBN13桁 978-4-87294-640-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 318.5
内容紹介 武蔵国の村役人層の情報伝達、明治期の府県における記録管理制度とそこにおけるアーカイブズ認識の変化、太政官期に全国一律に実施された府県史編纂事業などについて考察する。
著者紹介 1959年生まれ。慶応義塾大学文学部卒。埼玉県立文書館公文書担当部長。

目次

序章 アーカイブズ資源と情報・記録研究の現在
  一 はじめに
  二 情報体としてのアーカイブズ
  三 情報獲得のためのアクセス
  四 情報・記録及びアーカイブズ研究の状況と本書の構成
第一編 幕末の地域情報環境
第一章 地域における政治社会情報伝達の実相
  一 はじめに
  二 農村の公的情報環境
  三 人的つながりによる情報伝達
  四 不特定者間の伝達
  五 上層農と小前層のあいだ
  六 まとめ
第二章 ペリー来航期における名主の黒船情報収集
  一 はじめに
  二 ペリー来航と川越藩
  三 林信海とその記録
  四 触・達類による公的情報
  五 夫人足徴発期間における入手経路
  六 相州及び高輪陣屋における収集
  七 川越・江戸での情報入手
  八 情報の内容
  九 まとめ
第二編 府県庁記録の成立とアーカイブズ認識
第三章 明治政府のアーカイブズ認識と記録管理
  一 国民国家とアーカイブズ
  二 明治前期の歴史編纂事業
  三 府県史編纂と記録管理
  四 アーカイブズ認識の後退
第四章 活版印刷技術と情報環境の革新
  一 近代国家建設と公的情報の環境
  二 活版印刷技術の登場
  三 新聞・官報・府県公報誌の役割
  四 情報管理と活版印刷技術
第五章 「文書」と「記録」をめぐる概念認識の変遷
  一 課題と対象
  二 太政官制期の職制規程と文書・記録類の概念
  三 明治後期の職制規程と文書・記録類
  四 まとめと課題・展望
第三編 府県史編纂事業と記録管理の相関
第六章 「府県史料」の性格・構成とその編纂作業
  一 はじめに
  二 府県史編纂の位置付け
  三 府県史の内容構成
  四 府県史の編纂作業
  五 選別収集の対象簿冊
  六 おわりに
第七章 府県史編纂期における記録と編纂の職制
  一 はじめに
  二 秋田・埼玉両県の府県史(府県史料)
  三 秋田県における記録管理と県史編纂の職制
  四 埼玉県における記録管理と県史編纂の職制
  五 まとめ
第四編 郡役所・市町村役場の記録と情報
第八章 郡役所の記録と情報
  一 はじめに
  二 郡役所発足時の諸規定
  三 郡役所の公告制度と『埼玉県報』
  四 郡役所における記録管理
  五 郡役所の書籍
  六 おわりに
第九章 市町村役場の記録管理と府県
  一 明治期の市町村役場文書と府県
  二 大正~昭和戦前期の記録管理
  三 特質・意義と課題
終章 アーカイブズ制度への序章
  一 はじめに
  二 明治期の公立図書館
  三 「図書」と「記録」の区分
  四 府県庁からの記録の移管と公開
  五 一般文書の移管・公開
  六 図書館界におけるアーカイブズ保存の動きと構想
  七 鈴木賢祐-山口県文書館への伏流
  八 まとめにかえて