山本 智之/著 -- 芙蓉書房出版 -- 2010.10 -- 210.75

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資料詳細

タイトル 日本陸軍戦争終結過程の研究
タイトルカナ ニホン リクグン センソウ シュウケツ カテイ ノ ケンキュウ
著者 山本 智之 /著  
著者カナ ヤマモト トモユキ
出版者 芙蓉書房出版
出版年 2010.10
ページ数 290p
大きさ 22cm
一般件名 太平洋戦争(1941~1945) , 陸軍-日本
ISBN13桁 978-4-8295-0493-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 210.75
内容紹介 なぜ敗戦が決定的になっても戦争を終結させられなかったのか? 主戦派、早期講和派、中間派という陸軍内部の複雑な政治構造を分析し、「陸軍=戦争継続一枚岩」という見方を修正し、終戦工作の実相を再検証する。
著者紹介 1973年東京都生まれ。明治大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程学位取得修了、博士(史学)。明治大学文学部兼任講師。

目次

序章 本書の目的と研究史との関係
  第一節 課題設定の理由
  第二節 アジア太平洋戦争史の研究動向における本書の位置づけ
  第三節 問題の限定
第一章 ドイツの勝利が期待された段階における日本陸軍の戦争終結論(一九四一年秋頃~一九四三年初頭)
  第一節 日本陸軍と対米開戦
  第二節 南方作戦下の日本陸軍の戦争指導
  第三節 日本陸軍と西方攻勢論
  第四節 中国に対する戦争指導
  第五節 日本陸軍の対ソ戦計画
  第六節 戦争計画における独ソ和平論
  小括 一九四一年秋頃から一九四三年初頭における日本陸軍の戦争終結論(陸軍・主戦派を中心とする戦争終結構想の内実)
第二章 ドイツの勝利が危ぶまれる段階における日本陸軍の戦争終結論(一九四三年三月~一九四四年六、七月)
  第一節 日本陸軍部内における戦争計画の再検討
  第二節 終戦研究の展開と陸軍・主戦派による長期戦争指導計画
  第三節 戦争終結構想をめぐる日本陸軍部内の対立
  第四節 ドイツ敗北に備えた終戦研究の展開
  第五節 陸軍・早期講和派の部外活動
  小括 一九四三年三月から一九四四年六、七月における日本陸軍の戦争終結論(陸軍・早期講話派を中心とする戦争終結構想の内実)
第三章 ドイツの敗北が決定的になった段階における日本陸軍の戦争終結論(一九四四年七月~敗戦)
  第一節 混乱する日本陸軍の戦争指導
  第二節 ドイツ崩壊頃までの日本陸軍の政戦略
  第三節 陸軍・早期講和派の活動と役割
  第四節 ドイツの降伏と沖縄戦を契機として
  第五節 敗戦と日本陸軍
  小括 一九四四年七月から敗戦までの日本陸軍の戦争終結論(陸軍・主戦派、陸軍・早期講和派、陸軍・中間派の三極構造)
補論一 日本陸軍中央と対中国戦争指導
  はじめに
  一、アジア太平洋戦争開戦と日本陸軍中央の中国認識
  二、対重慶和平路線重視から武力行使路線重視への転換
  三、対中国武力行使路線の選択とその影響
  おわりに
補論二 旧日本陸軍軍人の再軍備構想
  はじめに
  一、服部グループ成立前史-アジア太平洋戦争と服部卓四郎-
  二、服部グループの再軍備構想と政治的な位置づけ
  おわりに
終章 日本陸軍の戦争終結過程(終戦工作)と今後の展望
  第一節 まとめ
  第二節 今後の課題