• 一覧へ戻る

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所	請求記号	資料コード	資料区分	帯出区分	状態
しょこ	/482/ﾀ/	120787437	児童一般	可能

ページの先頭へ

資料詳細

タイトル	野生動物への2つの視点
タイトルカナ	ヤセイ ドウブツ エノ フタツ ノ シテン
副書名	“虫の目”と“鳥の目”
叢書名	ちくまプリマー新書
著者	高槻 成紀 ／著, 南 正人 ／著
著者カナ	タカツキ セイキ,ミナミ マサト
出版者	筑摩書房
出版年	2010.5
ページ数	206p
大きさ	18cm
一般件名	野生動物 , 生態学 , 動物-保護
ISBN13桁	978-4-480-68839-2
言語	jpn
分類記号	482
内容紹介	1頭のシカから、生物界全体が見えてくる-。長年におよぶシカの調査研究を通して、野生動物に対する2つの視点「虫の目」と「鳥の目」の必要性を説き、生物界のつながりを考える。
著者紹介	1949年鳥取県生まれ。東北大学大学院理学研究科修了。麻布大学教授。

ページの先頭へ

目次

はじめに

第1章 シカを一頭ずつ調べる

  1 個体を区別して見る

  シカを識別して追跡する/個性と適応

  2 メスをめぐって闘う-オスの作戦

  強いオス/メスの確保/メスを守る/弱いオスの作戦/なわばりの機能

  3 オスを選ぶ-メスの作戦

  優れた子どもを残すために/オスを選ぶ基準

第2章 シカの一生を追う

  1 体重とオスの一生

  チャンスとリスク/体重の意味

  2 子育てとメスの一生

  出生直後の試練/母親の負担

  3 母親と子どもの関係

  子どもにとっての母親/母親にとっての子ども/親族の意味

  4 個体観察からわかる進化

  変化する環境への適応/まとめ

第3章 生き物のつながり

  1 シカと植物

  シカは植物を食べる/シカの「採食」/植物は食べられる/食べることからみた動物と植物の違い

  2 植物は損をする?

  食べられないための工夫/逆の発想/シバは食べられても大丈夫?/食べられても大丈夫どころか…/植物にとっての「採食」

  3 シカとほかの動物

  シカとつながる動物たち

  4 虫媒花

  花と虫

  5 種子散布

第4章 絶滅を考える

  1 殺戮

  バイソン/記念撮影/狩猟の意味

  2 絶滅

  進化論以前と化石/絶滅という事実/人による絶滅/絶滅の例/絶滅寸前

  3 シカの絶滅

  シカは減りやすくもある/ニホンジカが絶滅するということ

第5章 野生動物の保全

  1 なぜ悲劇が起きたか

  ヨーロッパ人のオオカミ観/日本人のオオカミ観/日欧オオカミ観の違い/オオカミ観の変化

  2 保全の動き

  野生動物復活の複雑さ/トキは必要か?/トキ復帰の意味/パンダの保護

  3 シカが好き? 植物が好き?

  増える動物としてのシカ/自然保護と都市派/シカによる「被害」/生態学の立場-保護と保全の区別

第6章 野生動物学を学ぶ

  1 「動物好き」を超えて

  「動物好き」ということ/中学生の訪問/バードソン/「縦」に見る/自然の話が聞こえる

  2 学生の成長

  研究室で学ぶこと/卒業研究/大学祭

  3 伝えたいこと

  科学的な記述/名もない生き物も

あとがき

ページの先頭へ