永松 圭子/著 -- 清文堂出版 -- 2010.3 -- 210.4

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閲覧室 /210.4/ナ/ 116413469 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 日本中世付加税の研究
タイトルカナ ニホン チュウセイ フカゼイ ノ ケンキュウ
著者 永松 圭子 /著  
著者カナ ナガマツ ケイコ
出版者 清文堂出版
出版年 2010.3
ページ数 6,332p
大きさ 22cm
一般件名 日本-歴史-中世 , 租税-日本
ISBN13桁 978-4-7924-0691-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 210.4
内容紹介 日本の中世に成立した多様な付加税が、近世になって口米に帰着する流れは、どのように理解すべきだろうか。この問いを念頭に置きつつ、古代中世移行期から近世初頭を対象に、付加税の考察を試みる。

目次

序章 付加税の研究史と課題
  一 前近代の付加税
  二 中世の付加税に関する研究史
  三 年貢論と付加税
  四 本書の課題と構成
第一章 平安時代の前分と付加的徴収法
  はじめに
  一 八世紀の前分徴収
  二 九・十世紀の付加的徴収と国司苛政上訴
  三 十一世紀における前分・勘料の抑制と公田官物率法
  四 十二世紀における前分と中世的付加税の成立
  おわりに
第二章 鎌倉時代の年貢付加税
  はじめに
  一 口米
  二 莚付
  三 数(員)米
  おわりに
第三章 中世前期の交分と収納慣行
  はじめに
  一 十一世紀の交米徴収
  二 和泉国における交分徴収
  三 建暦二年気比社領注文の検討
  四 荘園制的収取体系と交分
  おわりに
第四章 交分と斗出
  はじめに
  一 斗出
  二 交分
  おわりに
付論 中世の衡制と斤
  はじめに
  一 「飛驒国調所解」の釈文
  二 国衙における斤と様
  三 国司・荘園領主と衡制統轄権
  おわりに
第五章 単米考
  はじめに
  一 中世前期における単米の史料
  二 単米・単定の用法
  三 単の語義
  おわりに
第六章 鎌倉時代後期の付加税と収納法
  はじめに
  一 年未詳「本免田条々」の紹介
  二 莚付と莚払
  三 付加税をめぐる紛争と収納法
  おわりに
第七章 中世後期の付加税
  はじめに
  一 交分、斗上
  二 莚付・莚払、数米、竈米、装束、庭物
  三 口米・口銭
  おわりに
第八章 付加税をめぐる紛争と太閤検地口米令
  はじめに
  一 東寺領荘園における付加税をめぐる紛争
  二 高野山金剛峯寺領荘園における付加税をめぐる紛争
  三 十六世紀後半の付加税をめぐる紛争
  四 太閤検地口米令の検討
  おわりに
終章 中世的付加税の成立と終焉
  一 律令制下の付加的徴収とその変容
  二 受領制と付加的徴収法
  三 荘園公領制における付加税
  四 荘園制の再編と付加税
  五 中近世移行期の付加税と太閤検地口米令