廣岡 義隆/著 -- 和泉書院 -- 2010.3 -- 911.127

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閲覧室 /911.1/ヒ/ 116307349 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 行幸宴歌論
タイトルカナ ギョウコウ エンカロン
叢書名 研究叢書
著者 廣岡 義隆 /著  
著者カナ ヒロオカ ヨシタカ
出版者 和泉書院
出版年 2010.3
ページ数 7,228p
大きさ 22cm
一般件名 万葉集 , 行幸・行啓
ISBN13桁 978-4-7576-0548-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 911.127
内容紹介 天平12年に聖武天皇が平城の都を出発し、伊勢国から美濃国へと巡行した時に詠まれた歌8首。「萬葉集」に採録されたこの1連8首の分析を通して、「行幸宴歌」について考究する。
著者紹介 1947年福井県生まれ。大阪大学大学院文学研究科修士課程修了。元三重大学人文学部教授。著書に「上代言語動態論」「萬葉のこみち」など。

目次

第一章 題詞・左注の論
  一、はじめに
  二、二首の増補
  三、左注における「今案」「案」と歌群の形成
  四、「総題」について
  五、歌群の偏在
  六、歌の記録
第二章 河口での風流
  一、当該歌について
  二、河口について
  三、いちはやきみやび
第三章 序歌としての聖武天皇詠
  一、当該歌について
  二、序歌としての認定
  三、吾乃松原の訓
  四、松と待
  五、「待つ」の語の格
  六、「吾乃松原」の諸説
  七、「わかの松原」の歌枕化
  八、有意の序歌
第四章 四泥能埼での歌
  一、当該歌について
  二、作者の問題について
  三、表現上の問題について
  四、おわりに-行幸における宴の歌
第五章 狭残行宮にて
  一、当該歌について
  二、行宮・頓宮について
  三、「狭残行宮」について
  四、天皇之行幸之随
  五、御食國志麻乃海部有之
  六、宴の場
第六章 多度山美泉と田跡河の瀧
  一、当該歌と留意三項について
  二、元正天皇の美濃行幸と「多度山美泉」
  三、田跡河の瀧
  四、美泉と瀧の齟齬
  五、おわりに
第七章 関歌の様相
  一、「しがらみ」の歌
  二、「関」を詠む歌
  三、隔概念
  四、おわりに
終章 行宮作歌攷
  一、はじめに
  二、行幸関係語の確認
  三、「行宮」関係歌について
  四、該当歌群について
  五、行宮宴歌について
  六、おわりに
参考文献
付篇一 鼎談 三重の萬葉と歴史
  はじめに・藤原廣嗣の乱をめぐって
  聖武天皇による行幸の概要
  萬葉歌から見た行幸文芸
  聖武行幸の意義
  おわりに・聖武行幸と家持
付篇二 倭歌暗黒の時代
  一、両女帝の時代
  二、元明天皇の施策
  三、元正天皇の施策
  四、倭歌暗黒の時代
  五、宴の席と倭歌