遠藤 正敬/著 -- 明石書店 -- 2010.3 -- 329.98

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地下書庫 /329.9/エ/ 116305533 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 近代日本の植民地統治における国籍と戸籍
タイトルカナ キンダイ ニホン ノ ショクミンチ トウチ ニ オケル コクセキ ト コセキ
副書名 満洲・朝鮮・台湾
著者 遠藤 正敬 /著  
著者カナ エンドウ マサタカ
出版者 明石書店
出版年 2010.3
ページ数 430p
大きさ 22cm
一般件名 植民地法 , 国籍法 , 戸籍法 , 満州-歴史(1932~1945) , 朝鮮-歴史-日韓併合時代(1910~1945) , 台湾-歴史-日本統治時代
ISBN13桁 978-4-7503-3163-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 329.98
内容紹介 日本の植民地統治下、なぜ植民地人は日本国籍を付与されながら日本戸籍は適用されなかったのか。「日本人」でありながら、戸籍の適用の有無によっていかなる差異が生じたのか。国籍と戸籍の関係にこだわって解明する。
著者紹介 1972年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。同大学台湾研究所客員研究員。専攻は政治学、日本法政策史、アジア国際政治史。

目次

序章 視角と課題について
  第1節 「日本人」を画定するものとは
  第2節 満洲国における国籍と戸籍のもつ意味
  第3節 分析の枠組と課題
第Ⅰ部 近代日本における国籍法と戸籍法
第1章 日本国籍と植民地人
  第1節 日本国籍法と「日本人」の画定
  第2節 朝鮮人における「日本人」という刻印
  第3節 台湾人国籍政策の推移
第2章 植民地統治と戸籍法
  第1節 日本戸籍法の構造と特質
  第2節 「日本人」における戸籍の壁
  第3節 台湾における戸籍制度の思想と構造
  第4節 総力戦体制における皇民化と戸籍
第Ⅱ部 満洲国における「国民」の画定
第3章 満洲国草創期における国籍創設問題
  第1節 満洲国建国と国籍法の要請
  第2節 建国草創における満洲国国籍法案と帰化規定
  第3節 白系ロシア人国籍政策における葛藤
第4章 満洲国における「国民」の身分証明
  第1節 満洲国における戸籍法の要請
  第2節 満洲国民籍制度の理念と実態
  第3節 満洲国における「日本人」の至上性
  第4節 満洲国民籍制度の実施と限界
終章
  第1節 政治的道具としての国籍
  第2節 戸籍による「日本人」の創出と統制
  第3節 満洲国における戸籍と民籍