吉田 太郎/著 -- 筑摩書房 -- 2010.3 -- 610.1

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
しょこ /610/ヨ/ 120785050 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 地球を救う新世紀農業
タイトルカナ チキュウ オ スクウ シンセイキ ノウギョウ
副書名 アグロエコロジー計画
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 吉田 太郎 /著  
著者カナ ヨシダ タロウ
出版者 筑摩書房
出版年 2010.3
ページ数 185,6p
大きさ 18cm
一般件名 農業技術 , 食糧問題
ISBN13桁 978-4-480-68834-7 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 610.1
内容紹介 農薬や化学肥料を使わない自然と調和した農業「アグロエコロジー」の入門書。私たちを包囲する食糧問題の噓をあばき、途上国から発信される持続可能な農業による、石油に代わる「人類資源補完計画」を提唱する。
著者紹介 1961年東京生まれ。筑波大学大学院地球科学研究科中退。長野県農業大学校勤務。著書に「世界がキューバ医療を手本にするわけ」「200万都市が有機野菜で自給できるわけ」など。

目次

プロローグ-「ミートリックス」の世界へ御招待
第一章 楽しい旅のための情報お料理法
  第一節 旅の乗り物、パソコンとネットのおさらい
  ネット世界の歩き方/ロンメル将軍とパソコンとの意外な関係/コンピュータの父・異常天才フォン・ノイマン/地球温暖化で使えるようになったインターネット
  第二節 ネット・ワールドの歩き方
  演繹法と帰納法の限界/マインド・マップとKJ法
  第三節 渡る世間は噓ばかし
  パラシュート・ネコ/有機農業で一〇〇%自給するキューバ?
第二章 経済封鎖が産みしもの
  第一節 有機農業から化学肥料農業へ
  植物は太陽エネルギーではなく有機のパワーで育つ?/有機農業から化学肥料農業へのパラダイム転換
  第二節 化学肥料と農薬の誕生
  ウンコがつなげる陸と海/経済封鎖が産み出した化学肥料/毒ガス戦がきっかけで発明された農薬
  第三節 「緑の革命」の正体
  戦いにはセメダインが必要/「緑の革命」で人々を飢餓から救う/「緑の革命」がメキシコで誕生したわけ/ロックフェラー財団が考えたこと
  第四節 資源枯渇とピーク・オイル
  地球を養うのは遺伝子組換え農産物?/資源は枯渇する ジュラシック・ピーク/海上の孤島ナウルの悲劇/スピリチュアリズムは農業問題を解決できるか
第三章 アグロエコロジーが地球を救う
  第一節 開発途上国は先進国
  幸せってなんだろう/質素な社会を目指しはじめたヨーロッパ/俺ら、東京さいかねぇだ
  第二節 中米の空中窒素固定農法
  肥料を使わずに収量を一〇倍に/できすぎ君育成計画の失敗/空中元素固定装置登場/エリート研究者の勘違い
  第三節 甦る古代インカ農法
  インカの古代テラスの復元/化学肥料を使わずに収量を一〇倍に/科学的にも合理的な古代農法の秘密
  第四節 ケニアのゴキブリホイホイ農法
  天敵を空中から散布し二千万人を飢餓から救う/トウモロコシの収量を一〇倍にするアグロエコロジー農法/天然ゴキブリホイホイ農法
  第五節 田んぼの学校とバリの女神さま
第四章 もうひとつの世界は可能だ
  第一節 「ミートリックス」のエージェントの正体とは
  ある一人の若い女学生の発見/「ミートリックス」のエージェントたちの神話を暴く
  第二節 アグロエコロジーか遺伝子組換えか
  アグロエコロジーと伝統農業を高く評価した国際アセス/「緑の革命」にも遺伝子組換えにも未来はない/報告書に猛反発する米国とバイテク企業
  第三節 アグロエコロジー学校で自給を目指す国々
  会員二億五千万人の巨大農民結社が主張する食料主権/小規模農業が増えると街と経済が蘇る/田舎暮らしの時代
エピローグ
用語集
あとがき
引用参考文献