ハロルド・ジョセフ・バーマン/著 -- 中央大学出版部 -- 2010.2 -- 322.3

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
地下書庫 /322.3/バ/2 116665050 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 法と革命 2
タイトルカナ ホウ ト カクメイ
叢書名 日本比較法研究所翻訳叢書
著者 ハロルド・ジョセフ・バーマン /著, 宮島 直機 /訳  
著者カナ バーマン ハロルド J.,ミヤジマ ナオキ
巻の書名 ドイツとイギリスの宗教改革が欧米の法制度に与えた影響
出版者 中央大学出版部
出版年 2010.2
ページ数 12,613p
大きさ 21cm
一般件名 法制史-西洋 , キリスト教と政治
ISBN13桁 978-4-8057-0359-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 322.3
内容紹介 ルターの宗教改革から始まった16世紀のドイツ革命と、カルバン派による宗教改革に端を発した17世紀のイギリス革命が、カトリック教会圏の法制度のほか、国家・経済・階級のあり方までを変えたその影響について論考する。
著者紹介 1918~2007年。コネチカット州生まれ。イエール大学で博士号を取得。スタンフォード大学、ハーバード大学、エモリ大学に勤務。

目次

序論
Ⅰ 16世紀のドイツ革命と法制度の改革
第1章 宗教改革(1517-55年)
  第1節 「帝国Reich」と「領国Land」
  第2節 変化の兆し
  第3節 ルターと教皇:宗教改革
  第4節 改革運動の拡大
  第5節 ルターと諸侯:政治改革
  第6節 都市が果たした役割
  第7節 農民戦争:大衆による革命
  第8節 ドイツ革命がヨーロッパに与えた影響
  第9節 法制度の改革
第2章 ルター派の法思想
  第1節 ルターの法思想
  第2節 メランヒトンの法思想
  第3節 オルデンドルプの法思想
第3章 新しい法学の登場
  第1節 「古典古代研究者=法学者」による問題提起
  第2節 「古典古代研究者=法学者」による一般的な「法原則」・「法概念」発見の試み
  第3節 法学の体系化:「ルター派の法学者にとってローマ法・教会法が意味したことusus modernus protestantorum」
  第4節 メランヒトンの「課題の整理・分析法Topical Method」
  第5節 アペル
  第6節 ラグス
  第7節 新しい法学のその後
  第8節 新しい法学の登場が意味したこと
第4章 ドイツ革命と刑法
  第1節 シュワルツェンベルク・バンベルク刑事裁判令・カロリーナ刑法典
  第2節 シュワルツェンベルクの刑法改革とドイツ革命
第5章 ドイツ革命と民法・経済法
  第1節 債権法(債務法)
  第2節 物権法(所有権法)
  第3節 会社組織
第6章 ドイツ革命と社会法
  第1節 教会法に取って代わった世俗法
  第2節 世俗法の宗教性について
Ⅱ 17世紀のイギリス革命と法制度の改革
第7章 イギリス革命1640-89年
  第1節 17世紀ヨーロッパの全般的危機
  第2節 イギリス「革命」について
  第3節 イギリスにおける「宗教改革」
  第4節 チューダー朝の統治機構
  第5節 革命の予兆
  第6節 長期議会・内乱・共和政
  第7節 クロムエルとその遺産
  第8節 王政復古
  第9節 名誉革命
第8章 新しい法思想の登場
  第1節 絶対王政の理論:ジェイムズ1世とボダン
  第2節 クック卿:国王に忠実な国王の反対派
  第3節 セルデンの法思想
  第4節 ヘイル卿の功績
  第5節 ヘイル卿の法思想
  第6節 イギリスにおける歴史法学の登場と17世紀の宗教思想
  第7節 イギリスの法思想と17世紀の科学革命
第9章 新しい法学の登場
  第1節 新しい「判例主義doctrine of precedent」の登場
  第2節 新しい「訴訟方式Forms of Action」の登場
  第3節 所有権保護のために利用された「擬制legal fiction」
  第4節 主要な3つの債務を処理するために拡大解釈された「訴訟方式」
  第5節 新しい民事訴訟手続きと刑事訴訟手続きの登場
  第6節 新しい法学の登場
  第7節 経験を重視する新しい法学
  第8節 新しい法学とイギリス革命
第10章 イギリス革命と刑法
  第1節 さまざまな刑事裁判所が共存していた時期(12-17世紀初め)
  第2節 コモンロー裁判所の優位が確立(17世紀末-18世紀)
  第3節 「土地貴族」の勝利が刑法に与えた影響
  第4節 カルバン派の教義と犯罪
  第5節 カルバン派の教義が刑法に与えた影響
第11章 イギリス革命と民法・経済法
  第1節 土地法
  第2節 契約法
  第3節 会社法
  第4節 経済法
第12章 イギリス革命と社会法
  第1節 典礼
  第2節 婚姻
  第3節 不道徳な行為の禁止
  第4節 初等教育:「貧民向けの初等学校charity school」
  第5節 救貧活動
結論