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    大森秀樹
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山根 純佳/著 -- 勁草書房 -- 2010.2 -- 366.38

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
地下書庫 /366.3/ヤ/ 116298688 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル なぜ女性はケア労働をするのか
タイトルカナ ナゼ ジョセイ ワ ケア ロウドウ オ スル ノカ
副書名 性別分業の再生産を超えて
著者 山根 純佳 /著  
著者カナ ヤマネ スミカ
出版者 勁草書房
出版年 2010.2
ページ数 10,305,22p
大きさ 20cm
一般件名 女性労働 , 介護福祉 , ホーム・ヘルパー
ISBN13桁 978-4-326-65352-2 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 366.38
内容紹介 家庭で育児や介護責任を引き受けている多くは女性であり、労働市場においても保育や看護など他者を世話するケア労働は、長らく女性職でありつづけている。性別分業の拡大・再編メカニズムの視点からこの問題の解明を試みる。
著者紹介 1976年神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。法政大学大学院非常勤講師。著書に「産む産まないは女の権利か」など。

目次

序章 性別分業論に今何が必要とされているか
  1 ケアの社会化と変動
  2 なぜ女性はケア労働をするのか
  3 近年のジェンダー研究の二つの潮流
  4 本書の枠組
第一章 性別分業の再生産論の到達点と課題
  1 ギデンズとブルデューの「構造」と「実践」
  2 言説による実践の構造化
  3 再生産論の乗りこえ
第二章 性別分業再生産におけるエージェンシー
  1 マルクス主義フェミニズムにおける「家父長制」と「唯物論」
  2 家庭における家父長制
  3 労働市場における家父長制
  4 家父長制概念への批判
  5 家父長制から「ジェンダー」へ
  6 性別分業を選択する女性の利益
第三章 言説に対する批判的解釈実践
  1 無意識におけるケアの価値
  2 女性の発達とケアの価値
  3 「ケアの倫理」への批判
  4 母親の経験とケアの価値
  5 ケア責任を構成する構造的条件
  6 批判的解釈実践と変動の契機
第四章 家庭における交渉実践と変動
  1 男女間の「権力」をめぐる理論的対立
  2 権力資源と権力作用の多様性
  3 交渉実践のバリエーション
  4 交渉実践における意識と利益の変容
  5 介護責任をめぐる「見えない交渉」
  6 交渉実践による性別分業の変動と構造的限界
第五章 女性ケアワーカーの交渉実践
  1 ケア労働市場のジェンダー構造の再生産メカニズム
  2 介護労働市場におけるワーカーズコレクティブの位置
  3 ワーカーズコレクティブの交渉実践
  4 ワーカーズコレクティブの実践の効果
第六章 男性ヘルパーの交渉実践と性別職域分離
  1 女性職における男性ヘルパーの位置
  2 男性ヘルパーの生存戦略
  3 ケアワーカーの交渉実践の変動力と構造的限界
終章 性別分業の再生産を超えて
  1 エージェンシー概念の意義と貢献
  2 性別分業の性支配性と解消策
  3 今後の課題