伊藤 滋夫/総括編集 -- 青林書院 -- 2010.1 -- 327.2

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
地下書庫 /327.2/ミ/6 116288804 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 民事要件事実講座 6
タイトルカナ ミンジ ヨウケン ジジツ コウザ
著者 伊藤 滋夫 /総括編集  
著者カナ イトウ シゲオ
巻の書名 民法学と要件事実論との協働
巻の著者 伊藤 滋夫/編集
出版者 青林書院
出版年 2010.1
ページ数 24,361p
大きさ 22cm
一般件名 民事訴訟法 , 事実(法律)
ISBN13桁 978-4-417-01504-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 327.2
内容紹介 民事実体法の解釈・適用に関わる理論として、民法学の一員に位置づけられ始めている「要件事実論」。それを単に訴訟における技術論としてではなく、民法学との協働という観点から深く掘り下げた論稿を収録。
著者紹介 ハーバード・ロー・スクールマスター・コース卒業。東京高等裁判所部総括判事等を歴任。創価大学法科大学院客員教授ほか。弁護士。博士(法学)名城大学。著書に「事実認定の基礎」など。

目次

1 要件事実論の変遷と今後の展望
  1 本稿の趣旨
  2 要件事実論の変遷
  3 裁判規範としての民法説(私見)
  4 要件事実論の今後の展望
2 新たな権利の形成・新たな紛争の解決と要件事実・要件事実論的思考
  1 本稿の目的
  2 新たな権利と民事訴訟-伊藤論文に基づく整理と若干の展開(私見)-
  3 新たな紛争と紛争の解決
  4 結びに代えて-「新たな紛争」の解決のための要件事実論的思考-
3 評価的要件の判断構造についての考察
  1 本条の趣旨
  2 評価的要件の判断構造(総論)
  3 権限外の行為の表見代理における正当理由
4 法律行為論と要件事実
  1 問題の概観
  2 意思表示理論による不成立と無効
  3 法律行為の内と外
5 物権的請求権と要件事実
  1 問題の所在
  2 所有権に基づく請求権
  3 抵当権に基づく請求権
  4 物権的請求権の制度的位置づけと実体要件論
6 物権変動の対抗要件と要件事実
  1 問題の所在
  2 「対抗」の法律関係と要件事実
  3 無権利者からの取得の法律関係と要件事実
  4 復帰的物権変動の法律関係と要件事実
  5 物権変動論と要件事実論
7 債務不覆行に基づく損害賠償請求と要件事実
  1 債務不履行に基づく損害賠償請求の請求原因事実
  2 損害概念と要件事実
  3 損害の発生・数額と要件事実
  4 賠償されるべき損害の範囲と要件事実
  5 おわりに
8 無償契約としての「贈与契約」の要件事実
  1 贈与契約の意義
  2 贈与契約の「法律的規範」と「社会的規範」による二重規範的構造
  3 贈与契約の特色
  4 贈与をめぐる紛争発生の可能性と紛争の特徴,その内容
  5 贈与の諾成契約性
  6 贈与と書面
  7 贈与の要件事実,その証明責任
  8 「履行の終わった」の意義
  9 忘恩行為と贈与の撒回(取消し)
9 民法における因果関係の要件事実とその構造
  1 本稿の趣旨
  2 因果関係要件の規範的構造分析
  3 因果関係の法律要件としての性質-事実的要件か,評価的要件か
  4 因果関係の要件事実の構造-連結点と確率評価とによる複合的構造
  5 他原因の主張・立証責任
  6 因果関係分割アプローチによる主張・立証責任対象事実の決定
  7 むすびに代えて(本稿の要約)
10 債務不履行と不当利得の要件事実
  1 本稿の趣旨
  2 債務不履行における因果関係
  3 不当利得における因果関係
  4 おわりに
11 不法行為に基づく損害賠償請求の要件事実
  1 はじめに
  2 過失及び違法性をめぐる民法理論の確認
  3 過失及び違法性と要件事実論総論
  4 過失の要件事実について
  5 違法性の要件事実について
  6 おわりに-私見の提示
12 消費者法と要件事実
  1 はじめに
  2 消費者法と要件事実との関わり
  3 消費書契約法の人的適用範囲と要件事実
  4 消費者契約法の規定の趣旨の拡張
  5 おわりに