奥田 恭士/編著 -- 朝日出版社 -- 2009.7 -- 950.268

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資料詳細

タイトル バルザック
タイトルカナ バルザック
副書名 語りの技法とその進化
著者 奥田 恭士 /編著  
著者カナ オクダ ヤスシ
出版者 朝日出版社
出版年 2009.7
ページ数 12,330p
大きさ 22cm
ISBN13桁 978-4-255-00484-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 950.268
内容紹介 バルザックの執筆メカニズムについて、時代の制約とバルザック固有の思考原理がどのように影響していたのかを検討し、小説形式に対してバルザックが挑んだ新たな展開点を提示する。
著者紹介 1954年長崎県生まれ。埼玉大学(修士)、青山学院大学(博士課程単位取得退学)を経て、論博。兵庫県立大学環境人間学部教授。19世紀フランス文学、特にバルザックを研究。

目次

第1章 『結婚の生理学』と1830-1832年雑誌掲載作品群
  第1節 『結婚の生理学』と初期短編群
  第2節 『不老長寿の霊薬』の《語り手》
  第3節 人物再出法適用の痕跡~『サラジーヌ』の《テクスト・カードル》
  第4節 「私」とは誰か~『赤い宿屋』と語り手の階層化
第2章 『コント・ブラン』と1832年-1845年の試み~《レシ》と《カードル》のパッチワーク
  第1節 『スペイン大公』~《レシ》の置き換え
  第2節 『フランス閑談見本』~《レシ》の構成
  第3節 『続女性研究』~語り手たちの饗宴
第3章 命名された語り手~三人称化への試み
  第1節 語り手の確立~ビアンションの形成
  第2節 「女性研究」の「語り手」ビアンション
  第3節 「語り手」(「私」)の変容~『シャベール大佐』
  第4節 デルヴィル像の成長~『ゴプセック』
第4章 『海辺の悲劇』と1834年以降の試み
  第1節 《語り手》の構造化~『海辺の悲劇』
  第2節 新たな「私」の模索~『谷間の百合』『ルイ・ランベール』『ファチノ・カーネ』『Z・マルカス』
  第3節 語りの意識化の試み~『ボエームの王』
  結論にかえて