内村 剛介/著 -- 恵雅堂出版 -- 2009.3 -- 081.6

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資料詳細

タイトル 内村剛介著作集 第2巻
タイトルカナ ウチムラ ゴウスケ チョサクシュウ
著者 内村 剛介 /著, 陶山 幾朗 /編集・構成  
著者カナ ウチムラ ゴウスケ,スヤマ イクロウ
巻の書名 モスクワ街頭の思想
出版者 恵雅堂出版
出版年 2009.3
ページ数 648p
大きさ 22cm
ISBN13桁 978-4-87430-042-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 081.6
内容紹介 わが国の論壇、ロシア文学界に大きな影響を与えた内村剛介の文業を集大成。第2巻は著者のソ連国家および社会に対する時事的考察を収録。巻末に解説・解題を付す。
著者紹介 1920年栃木県生まれ。満洲国立大学哈爾濱学院卒業。評論家、ロシア文学者。敗戦とともにソ連に抑留され、56年帰国。北海道大学教授、上智大学教授等を務めた。著書に「呪縛の構造」など。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
知識人と権力
  パステルナークの立場
11-17
ソ連社会の失われた世代と若い世代 18-22
投書
  抗争のモメント
23-26
市民であるとは 27-33
アナーキズムはアナクロニズムか
  ソビエトの学校騒動
34-39
モスクワ街頭の思想 40-55
ある亡命反スターリニストの思想 56-59
ソビエトロジイストの仕事 60-69
テクノクラシー“文民”を制す 70-73
農民における「人間の発見」 74-76
ディクテーター・シェレーピン
  ソビエト社会の発言法の体系
77-87
レオンハルトのこと 88-89
東欧の空は暗い 90-94
再びモスクワ街頭の思想 95-101
プロダージナヤ・シクーラ 102-106
辺境におけるデスターリニゼーションの脈絡
  プラハ~モスクワ
107-118
犯罪の元凶としての国家 119-126
一九六八年九月・ウィーン 127-130
現代ロシアのニヒリストたち 131-148
信の飢餓 149-154
粛清
  愚かしさの向う側
155-157
順法が反逆であるという情況
  ピョートル・ヤキール『ラーゲリの少年時代』
158-166
ソ連知識人の立場 167-172
ことばに飢える 173-175
ソ連版歴史叙述の壁を超えて
  ロイ・メドベージェフ『共産主義とは何か』
176-179
哄いうる“犯罪者”
  マルチェンコ『わたしの供述』
180-184
ベースにあるフォークロア的認識
  藤村信『プラハの春モスクワの冬』
185-186
日本人が亡命者になる時
  “第三次亡命”の季節に
187-190
ことばに命を賭ける「不同調者」たち
  ソヴェト反体制-地下出版のコピー
191-193
赤いジェスイットの現在
  六十年後のロシア革命
194-195
戦争の未来と西欧エリートの衰弱
  J・ハケット他『第三次世界大戦』
196-200
悪に所を 201-204
ソ連型ノンポリの先駆者 205-207
トレランスの袋小路 208-211
社会主義は誰のためにあるのか 212-222
サハロフ無視の日本風土 223-227
気安く「人間、人間」と言うけれど 228-232
欲は深く記憶は短く 233-234
過去に向かう老人大国 235-238
何も変えない大改革
  ゴルバチョフのモード
241-244
黙示録・チェルノブィリ 245-253
ソビエトの世論とは何か 254-266
ソ連社会の学問的研究の機がようやく熟した
  A・ジノヴィエフ「共産主義の科学的批判」
267-271
ロゴクラシーとユートピアの住人
  M・エレル『ホモ・ソビエティクス-機械と歯車』
272-273
知識人簒奪の惨
  現代ロシアにおける「知識人の退場」
274-281
社会主義建設はもういい
  体験的社会主義論
282-285
ファクトとヒストリーの彼方
  ペレストロイカと民族問題
286-292
暴力がもつこのメビウスの帯を! 293-295
現代ソ連の奴隷解放 296-298
藪の中のペレストロイカ
  今は後ずさりが前進
299-311
虚言の実効
  ペレストロイカの援助劇
312-326
舵とともに来たり去るゴルビー 329-338
何のために誰をなのか具体的に言え 339-340
「国家寄食」の呪縛
  ソ連の国民投票に思う
341-343
ソ連“帝国”のはらわた
  ゴルバチョフ訪日の心構え
344-353
「進歩」のコストとしての裏切り
  アフトルハノフ『スターリン謀殺』
354-358
ロシア大変・世界迷惑
  バック・トゥ・ザ・フューチャーのロシア意味論
359-372
内なる崩壊と外なる命名
  「革命」か「騒擾」か
373-378
ロシア=混沌への回帰 379-382
血を見ないと収まらない 383-384
わが輩はカクメイである。名前はまだない 385-396
再びロシアへ、再び混沌へ 397-399
混沌の秩序
  クリミナル・ソシァリストたちを法廷へ
400-410
「未成年」ロシアの行方 411-419
「法と正義」の末路
  エリツィンのロシアを憐む
420-422
今なぜ「民族・宗教」か
  “反面教師”ロシアの現状から
423-426
J・ロッシ『グラーグ・ハンドブック』私註 429-611
解説 内村剛介を読む
  原体験から導かれた内村・社会主義論の射程
岩田 昌征/著 613-634