早瀬 博範/編著 -- 英宝社 -- 2009.3 -- 930.29

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資料詳細

タイトル アメリカ文学における階級
タイトルカナ アメリカ ブンガク ニ オケル カイキュウ
副書名 格差社会の本質を問う
著者 早瀬 博範 /編著, 田中 久男 /[ほか著], 田中 久男 /監修  
著者カナ ハヤセ ヒロノリ,タナカ ヒサオ,タナカ ヒサオ
出版者 英宝社
出版年 2009.3
ページ数 371p
大きさ 20cm
一般件名 アメリカ文学 , 階級
ISBN13桁 978-4-269-73003-8 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 930.29
内容紹介 生まれながらにして「平等」を宣言するアメリカ。だが現実は「階級社会」そのものであり、経済格差、人種・ジェンダーによる差別、地域的差異が複雑に絡み合っている。精鋭な研究者達がアメリカ文学研究の盲点と欠落を埋める。

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
アメリカ文学における階級
  歴史的な概観と研究の問題点
田中 久男/著 3-25
エマソンと奴隷制廃止運動 松島 欣哉/著 29-46
米国産業主義の光と影
  スティーヴン・クレインの「怪物」と十九世紀末米国の電気恐怖の言説
増崎 恒/著 47-66
『サンクチュアリ』における産業主義
  ポパイと密造酒業とディオニュソス
大地 真介/著 67-81
愛か、金か?
  『エルサレムよ、我もし汝を忘れなば』における反資本主義的構図
早瀬 博範/著 82-107
『七破風の屋敷』における「中産階級」の形成と人種問題 藤吉 清次郎/著 111-127
ヘミングウェイと階級 光冨 省吾/著 128-146
モーセになり損ねた男たちを語り継ぐ声
  『行け、モーセ』における階級の問題と語りの技法
重迫 和美/著 147-168
階級に抗して
  アナーヤとアストランと青ギター
水野 敦子/著 169-185
主人公たちはなぜイタリアにいるのか
  『魔法の樽』に見る第二世代のユダヤ人たち
三重野 佳子/著 186-205
ジョーゼフ・ヘラーが描くユダヤ体験
  『輝けゴールド』における戯画化された階級とユダヤ性
新田 玲子/著 206-223
『持つと持たぬと』に見るヘミングウェイの階級意識
  隠蔽された男性性喪失の恐怖
本荘 忠大/著 227-243
労働者階級とホワイトネス
  カーヴァーの短編「ビタミン」に見る社会規範としての白人意識
栗原 武士/著 244-262
トニ・モリスンの『ジャズ』における階級と人種とジェンダー 渡部 知美/著 263-279
スケープゴートの殺し方
  フォークナーの階級意識と時代認識
赤山 幸太郎/著 283-306
儀礼化された近代/近代化された儀礼
  「紅葉」と南部農本主義
大野 瀬津子/著 307-326
ナボコフのフォークナー批判
  階級的視点からの考察
樋口 友乃/著 327-343
芸術の形態をめぐる階級闘争
  テネシー・ウィリアムズの演劇とリアリズム
山野 敬士/著 344-362