菅 利恵/著 -- 彩流社 -- 2009.2 -- 942.6

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資料詳細

タイトル ドイツ市民悲劇とジェンダー
タイトルカナ ドイツ シミン ヒゲキ ト ジェンダー
副書名 啓蒙時代の「自己形成」
著者 菅 利恵 /著  
著者カナ スガ リエ
出版者 彩流社
出版年 2009.2
ページ数 233,29p
大きさ 20cm
一般件名 戯曲(ドイツ)-歴史
ISBN13桁 978-4-7791-1412-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 942.6
内容紹介 「自己形成」の道のりでつまづく娘たち、息子たち…。「家庭崩壊」のドラマに男女のアイデンティティ構築をめぐる問題を読み取り、「近代市民社会」の形成の過程をとらえなおす。
著者紹介 1971年福岡県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程満期退学、京都大学博士(人間・環境学)。京都大学非常勤講師。ドイツ文学、ドイツ文化史専攻。

目次

序章
第一章 市民悲劇
  1 市民悲劇と自己形成の主題
  2 市民悲劇の展開
  3 市民悲劇の間テクスト性
第二章 啓蒙時代における自己形成
  1 男性の活動基盤としての家族/家庭
  2 女性の存在根拠としての家族/家庭
  3 家族関係の情愛化-自律的自己像の担保としての情愛家族
第三章 「父親」から「息子」へ
  1 父親像にみる男性的成熟の困難
  2 新しい息子像と「未熟さ」をめぐる価値転換
第四章 「娘」か「恋人」か
  1 「未熟さ」のイメージと女性
  2 市民悲劇における「母」の脱落
  3 女性像にみる、男性の自己形成をめぐる問題
  4 女性の自己形成をめぐる問題
第五章 「成長への志向」がもたらすひずみ
  1 『イギリス人』(一七七七)-滑稽な「反抗者」
  2 『軍人たち』(一七七六)-ものわかりの悪い女主人公
  3 『家庭教師』(一七七四)-成長への志向からの離脱
  4 レンツの劇作品における教育者像
  5 レンツの若者像に潜む批判的意義
終章