横山 雅彦/著 -- 筑摩書房 -- 2008.11 -- 002

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
しょこ /002/ヨ/ 120710678 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 大学受験に強くなる教養講座
タイトルカナ ダイガク ジュケン ニ ツヨク ナル キョウヨウ コウザ
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 横山 雅彦 /著  
著者カナ ヨコヤマ マサヒコ
出版者 筑摩書房
出版年 2008.11
ページ数 191p
大きさ 18cm
一般件名 学問
ISBN13桁 978-4-480-68797-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 002
内容紹介 英語・現代文・小論文は三位一体である。受験評論に共通するテーマである「現代」を6つの角度から考察し、読解の知的バックグラウンド構築をめざす。
著者紹介 1964年兵庫県生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科修士課程修了。全国屈指のカリスマ英語講師。著書に「高校生のための論理思考トレーニング」など。

目次

はじめに
第一章 還元主義を超えて
  衝撃だった筑波大学の小論文問題/ニューサイエンス-新しい世界観の登場/還元主義の限界/人体をひとつの機械と見なせるか/身体の声を聞く/「自然技術」の塩梅/医療とは認められていない鍼灸/○○の霊言/「因」と「果」をつなぐもの/縁とは何か/抽象と捨象/未来予測ができない科学/東洋へのまなざし/時代の熱狂が行き着いたもの/スピリチュアルブームの危険性/不可知にとどまること/帰納的飛躍/理性の能力の限界に謙虚であること/祈合格!
第二章 言語とコミュニケーション
  英語でしゃべらナイト/疑問文と答えの動詞は常に一致する?/英語にも非明示的な表現はある/英語にもあるホンネとタテマエの使い分け/論理の階型について/Ⅰ発話のロジック/Ⅱ場のロジック/Ⅲ関係性のロジック/もっとも誤解を生みやすいコミュニケーション状況/ダブルバインド成立の条件1:「第一次の禁止命令」または「第二次の禁止命令」/ダブルバインド成立の条件2:「第三次の禁止命令」/ダブルバインドの一例/「レトリック感覚」と「たったひとつの答え」/究極のダブルバインド/受かってナンボ!
第三章 脱工業社会の到来
  新しい社会の幕開け/農業から工業、工業から脱工業へ/前期資本王義から後期資本王義へ/満足の値段/「性」すらも消費対象に/情報の民主化、三つの陥穽/理論と実態のあいだ/生まれながらの「国民」はいない/コミュニケーション手段と共同体意識/インターネットは世界をつなぐか/オーウェル的悪夢/情報リテラシーの重要性
第四章 ポストコロニアルな世界史
  もともと西洋も東洋もなかった/西洋による世界再創造/宗教以下のもの/メラネシアの贈与社会/カーゴ・カルト-悲劇の民衆宗教運動/とっくに失われている「もったいない」のリアル/日本人の身体の変化/「マスミ」と「させていただく」/キリスト教の福音主義思想/自由への目覚め/功利主義の体現者、アメリカ/ウイルダネスへの使命/メルティング・ポット/メルティング・ポットからサラダ・ボールへ/サラダ・ボールから多文化主義へ/分裂するアメリカ/ポストコロニアルの自家撞着
第五章 アメリカ化する世界
  「文明の衝突」論/「功利主義文明」のアメリカ版/トクヴィルの予言/「王法」と「仏法」/「仏法」を貫いた民衆宗教の教祖たち/オウム真理教の矛盾/三世の思想/ポアと三世の思想/手のひらの上の孫悟空/人権真理教/身体と修行/人間よ、おごるなかれ/人類の叡智/はじめて「自由」を定義したアメリカ/開かれた功利主義文明のあり方
第六章 現代民主主義の逆説
  なぜ人を殺してはならないのか/リベラル・アーツとディシプリン/「エデュケーション」の二つの意味/価値相対主義/カエルの指は何本あるか/経験としての知恵/大学から消えた真のエリート知識人/際限のない価値の多様化/ニーチェを見直すこと/この瞬間の今を肯定できるか/神は死んだままだ/「ひとり学際」の可能性/さあ、知のフロンティアへ!
おわりに
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