牛山 素行/著 -- 古今書院 -- 2008.10 -- 369.33

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
地下書庫 /369.3/ウ/ 116093279 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 豪雨の災害情報学
タイトルカナ ゴウウ ノ サイガイ ジョウホウガク
著者 牛山 素行 /著  
著者カナ ウシヤマ モトユキ
出版者 古今書院
出版年 2008.10
ページ数 8,171p
大きさ 21cm
一般件名 風水害 , 災害予防
ISBN13桁 978-4-7722-3114-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 369.33
内容紹介 1999年から2005年までに発生した日本の主な豪雨災害の中から、著者自身が直接調査に関わった5つの事例を収録。過去の事例と比較しつつそれぞれの災害の特徴を挙げ、豪雨災害情報に関わる期待、誤解、展望をまとめる。
著者紹介 1968年長野県生まれ。岐阜大学大学院連合農学研究科博士課程(信州大学配置)修了。岩手県立大学総合政策学部准教授。編書に「身近な気象・気候調査の基礎」がある。

目次

第1章 豪雨災害と災害情報に関する基礎的概念
  1.1 自然災害の構造
  1.2 防災の構造
  1.3 災害情報の基礎的概念
  1.4 豪雨災害情報
  1.5 本章のまとめ
第2章 73年前にもあった豪雨
  2.1 1999年広島豪雨災害
  2.2 広島市周辺における降水量の経年変動
  2.3 既往豪雨災害記録からの豪雨事例の抽出
  2.4 本章のまとめ
  2.5 補足
第3章 認知されない・使われないリアルタイム水文情報
  3.1 2002年頃の豪雨災害情報を巡る情勢
  3.2 2002年台風6号豪雨災害
  3.3 市町村におけるリアルタイム雨量・水位情報の利用に関する調査
  3.4 岩手県東山町・川崎村における住民の防災行動に関する調査
  3.5 本章のまとめ
第4章 リアルタイム水文情報の具体的活用例を初確認
  4.1 2003年7月19日~21日の九州における豪雨災害
  4.2 リアルタイム雨量・水位情報を活用した減災例
  4.3 本章のまとめ
第5章 情報による減災効果の限界
  5.1 本災害の概要と人的被害原因解析の意義
  5.2 2004年台風23号による豪雨災害
  5.3 人的被害の特徴と災害情報による減災効果の推定
  5.4 本章のまとめ
第6章 避難により人的被害はまぬがれたが
  6.1 本災害の概要と日之影町の事例に着目する意味
  6.2 2005年台風14号および前線による豪雨災害
  6.3 宮崎県日之影町における被害軽減とその背景
  6.4 本章のまとめ
第7章 災害情報研究のこれから
  7.1 ハード対策とソフト対策の構造的相違をまず意識しよう
  7.2 災害情報は公開しただけでは効果を発揮しない
  7.3 災害情報は認知されただけでは活用されない
  7.4 「分かりやすい情報」・「高精度な情報」が減災に直結しない
  7.5 災害情報によって軽減できる被害は限られる
  7.6 ますます重要になる「限界の説明」
  7.7 長い眼でみることの重要性
  7.8 災害情報という「防災対策」はじつにやっかいな代物
  7.9 では「災害情報」はどこへ行くべきか