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嘉田 由紀子/語り -- 岩波書店 -- 2008.5 -- 519.8161

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
しょこ /519/カ/ 120755699 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 生活環境主義でいこう!
タイトルカナ セイカツ カンキョウ シュギ デ イコウ
副書名 琵琶湖に恋した知事
叢書名 岩波ジュニア新書
著者 嘉田 由紀子 /語り, 古谷 桂信 /構成  
著者カナ カダ ユキコ,フルヤ ケイシン
出版者 岩波書店
出版年 2008.5
ページ数 7,208p
大きさ 18cm
一般件名 環境問題 , 琵琶湖
ISBN13桁 978-4-00-500594-9 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 519.8161
内容紹介 滋賀県知事が、長年にわたる琵琶湖の研究をもとに語る環境論。近代技術主義でもなく自然環境保全主義でもない、生活環境主義の考え方をわかりやすく紹介。自然と人々の暮らしの共存をめざす新たな地域づくりのあり方を提案。
著者紹介 1950年埼玉県生まれ。京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了。琵琶湖博物館総括学芸員、京都精華大学人文学部教授等を経て、滋賀県知事。編書に「水をめぐる人と自然」等。

目次

はじめに
序-歴史的であり多様な価値をもつ琵琶湖
1章 琵琶湖との出会い
  修学旅行で琵琶湖と出会う/京都大学農学部入学、探検部に入る/念願のアフリカ、タンザニアへ/幼い頃の養蚕農家の暮らし/アメリカへ留学/ほんとうの共有地とは?
2章 琵琶湖の調査を始める
  滋賀県の農村に調査に入る/大学院復帰/琵琶湖研究所に勤務/「人と湖のかかわり」を調べる/古い記録が残る村、湖西マキノ町知内
3章 生活環境主義の誕生
  知内とはどんなところか/住民自身による簡易水道の導入/生活から遠ざかる水/琵琶湖辺の村々/江戸時代、琵琶湖全体で水害に対処した経験/本来の村の役割とその変化/村の財政基盤づくり/水害対応も村人の手で/一級河川化により「遠ざかる川」/人の手が入った自然/日常生活情報の断絶/生活環境主義の誕生
  古川彰さんコメント
4章 住民自身が地域を調べる
  地域環境アトラス/片野さんとの出会い/住民自身の手による調査、ホタルダス開始/水環境カルテ調査/水辺の遊び調査
  小坂育子さんコメント
5章 人と琵琶湖のかかわりを見せる博物館
  なぜ博物館だったのか?/リアリズム展示の効果/水道が導入される前の映像を求めて/前野隆資さんの写真と出会う/古写真によって復元された沖島の生活記録/サンバシの今昔比較/世界の湖の比較環境史へ
  古谷桂信コメント
6章 生活環境主義による治水政策
  これまでの治水政策の問題点/水害の実態調査から原因を探る/防災ではなく減災でいこう/行政の高コスト体質がもっとも問題/なぜ知事選挙に?-三つの「もったいない」/自助、共助の精神を取り戻す/流域治水は、生活環境主義の政策/川守を育成するための公共事業
  宮本博司さんコメント
7章 琵琶湖の恵みを受け継ぐために
  琵琶湖開発と水質、生態系問題/巨大な生命体としての琵琶湖/日常生活に資源やエネルギーの循環を埋め込んだ暮らしぶり/合併処理浄化槽とエコトイレ/石けん運動から菜の花プロジェクトへ/ホタルダスから住民参加型の生き物調査へ/田んぼの多様な価値の再発見/生活を成り立たせることが水質保全の大きな力となる/湖水への信頼
8章 琵琶湖は地球環境の小さな窓
  「世界子ども水フォーラム」を企画して/地球環境保全は地域から/価値観の変化は異質な出会いから/「もったいない」のほんとうの意味/行政参加は、行政の生活環境主義化/琵琶湖が、滋賀が、本来もっていた力を取り戻す
  《追記》ニゴロブナのゆりかご水田米
少し長いあとがき
引用・参考文献