尾崎 真理子/著 -- 筑摩書房 -- 2007.11 -- 910.264

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所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
しょこ /910/オ/ 120746367 児童一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 現代日本の小説
タイトルカナ ゲンダイ ニホン ノ ショウセツ
叢書名 ちくまプリマー新書
著者 尾崎 真理子 /著  
著者カナ オザキ マリコ
出版者 筑摩書房
出版年 2007.11
ページ数 171,4p
大きさ 18cm
一般件名 小説(日本)
ISBN13桁 978-4-480-68771-5 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 910.264
内容紹介 村上春樹&よしもとばななが与えたインパクトと電子機器の進化によって、日本人の文学的感受性は劇的に変貌していった。小説は、日本語表現は、どこへ向かって進んでいるのかを考察する。
著者紹介 1959年宮崎県生まれ。青山学院大学文学部卒業。読売新聞東京本社・文化部次長。

目次

プロローグ
第1章 一九八七年、終わりの始まり
  「ばなな伝説」の始まり
  「サラダ記念日」と三島賞の創設
  一九八○年代末、最後のはなやぎ
  「純文学」のプリンス
  春樹&ばなな、空前の快進撃
  読者と文学のあいだ
  「純文学」は消滅したのか
  「キッチン」の世界性
  大江へのノーベル賞が時代を画した
第2章 村上春樹のグローバリゼーション
  『ねじまき鳥クロニクル』の文学的成功
  小島信夫による村上作品の解読
  アメリカ人批評家の目撃したもの
  デビューした頃の村上春樹
  私小説的な日本文学の風土との訣別
  日本を客観視する視線
  アメリカ滞在の現実的なメリット
  神戸の震災とオウム真理教事件
  アメリカ小説の翻訳と春樹の日本語
第3章 変容する創作のシステム
  芥川賞の歴史上最大の“事件”
  二十歳の金原ひとみ、綿矢りさの受賞
  他ジャンルからの越境者を受け入れる
  黒いミニスカート&白いワンピース
  しだいに過熱していく新人文学賞
  応募数の増加と低年齢化
  海燕新人文学賞が残した影響力
  文学賞の女性選考委員と「文壇」
  文学賞は日本独特の不思議な制度
第4章 パソコンから生まれる新感覚
  昭和の終わりと平成の始まり
  手書き原稿とファックスの登場
  九〇年代の三つの文学的事件
  ワープロ化とジェンダーの消滅
  小説という形に縛られない表現
  『ノルウェイの森』と電話の役割
  ワープロ、パソコンと平成口語体
  キーボード入力と新しい表現
  漢字文化と仮名文字思考
エピローグ
若い読者のための参考文献
芥川龍之介賞1987~2007
野間文芸新人賞1987~2006
三島由紀夫賞1998~2007