吉川 卓郎/著 -- ナカニシヤ出版 -- 2007.10 -- 312.42

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資料詳細

タイトル イスラーム政治と国民国家
タイトルカナ イスラーム セイジ ト コクミン コッカ
副書名 エジプト・ヨルダンにおけるムスリム同胞団の戦略
著者 吉川 卓郎 /著  
著者カナ キッカワ タクロウ
出版者 ナカニシヤ出版
出版年 2007.10
ページ数 8,202p
大きさ 22cm
一般件名 エジプト-政治・行政 , ヨルダン-政治・行政 , イスラム教
ISBN13桁 978-4-7795-0153-1 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 312.42
内容紹介 9.11以降のイスラーム脅威論に抗し、エジプトとヨルダンで展開される2つの政治運動を手がかりに、中東におけるイスラームと近代国家の関係に迫る、現代中東の比較政治学。
著者紹介 1974年生まれ。立命館大学国際関係学部博士課程単位取得退学。国際関係学博士。在カタール日本大使館専門調査員。

目次

序章 多様化するイスラーム主義運動とムスリム同胞団運動
  はじめに
第1章 イスラーム主義運動を巡る議論と、ムスリム同胞団の位置
  はじめに
  1 イスラーム主義運動を巡る諸議論と問題点
  2 経済構造とイスラーム主義の関連-レンティア・半レンティア国家論
  3 近代主義-近代化運動の一環としてのイスラーム主義
  4 ナショナリズムとイスラーム主義の類似性
  5 同胞団「政治」運動の軌跡
  むすびにかえて
第2章 エジプト同胞団と人民議会
  はじめに-調整の「場」としてのエジプト人民議会
  1 エジプトの政治体制と立法府の役割
  2 エジプト同胞団の人民議会参入-一九八O年代
  3 一九九〇年代のエジプト民主化後退とエジプト同胞団の衰退
  4 二〇〇〇年総選挙とエジプト同胞団の人民議会復帰
  5 人民議会参加の二〇年-エジプト同胞団は変わったか
  むすびにかえて
第3章 ヨルダン下院におけるムスリム同胞団の活動(一九八九~二〇〇五年)
  はじめに
  1 ヨルダン同胞団と政治
  2 一九八九年総選挙と上からの民主化
  3 イスラーム行動戦線党
  4 対イスラエル和平を巡って
  5 下院からの撤退
  6 下院への復帰
  暫定的評価-むすびにかえて
第4章 イスラーム的解決策の背景
  はじめに
  1 エジプト同胞団指導部の「湾岸危機とイスラーム」論説の分析
  2 「イスラーム的解決策」の方向性と社会的背景
  3 現実への歩み寄り-湾岸戦争前夜から「戦後」にかけての議論
  むすびにかえて
第5章 イスラーム主義運動による「国家」の選択
  はじめに
  1 ヨルダン社会における親イラク機運醸成の背景
  2 湾岸危機発生-ヨルダン王室・政府の対応
  3 ヨルダン同胞団の湾岸危機観と行動
  4 湾岸危機下のヨルダン同胞団による下院活動
  5 湾岸戦争と戦後処理
  むすびにかえて
終章 国境の中のイスラーム主義
  1 社会科学におけるイスラーム主義の位置づけ
  2 政治領域における実践-ポピュリズムとプラグマティズム
  3 国家と共同体-国境を越えた問題への対応
  結論-イスラーム主義政治の実現か、体制内批判勢力か