新妻 信明/著 -- 共立出版 -- 2007.9 -- 455.8

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資料詳細

タイトル プレートテクトニクス
タイトルカナ プレート テクトニクス
副書名 その新展開と日本列島
著者 新妻 信明 /著  
著者カナ ニイツマ ノブアキ
出版者 共立出版
出版年 2007.9
ページ数 8,292p 図版16p
大きさ 27cm
一般件名 プレート・テクトニクス
ISBN13桁 978-4-320-04700-6 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 455.8
内容紹介 プレートテクトニクスの演算を習得するための教科書。プレートテクトニクス解析結果と日本列島域におけるプレート収束、および日本列島に記録されているテクトニクス変形との関係を記述する。
著者紹介 1943年生まれ。東北大学理学研究科博士課程地学専攻修了。静岡大学理学部地球科学教室教授。理学博士。専門分野は地質学。共著に「地質基準」「地質学調査の基本」など。

目次

第1章 テクトニクスと海底地形
  1.1 地球の大構造を造るテクトニクス
  1.2 海底地形探索への挑戦
  1.3 赤色立体地図:海底地形可視化法の発展
  1.4 海嶺の追跡
  1.5 トランスフォーム断層・断裂帯の追跡
  1.6 東太平洋海膨の方形拡大とマイクロプレート
  1.7 ホットスポットと海山
  1.8 海台
  1.9 海溝と深海平坦面
第2章 プレートテクトニクスの成立とオイラーの定理
  2.1 球体としての地球と球面三角
  2.2 オイラーの定理の地球科学への導入とプレートテクトニクスの誕生
  2.3 オイラー極
  2.4 オイラー極の算出
  2.5 海洋底の拡大
  2.6 プレート運動のオイラー極算出
  2.7 オイラー回転ベクトル
  2.8 プレート運動の実測
  2.9 オイラー回転ベクトルによるプレート相対運動の算出
第3章 プレート運動の分類と三重会合点
  3.1 プレート運動の分類
  3.2 プレート運動相互作用と「要」
  3.3 二つの要を結ぶ「要大円」
  3.4 複要固定プレートの変形
  3.5 二プレート球体:一つのオイラー回転が支配する球体
  3.6 三プレート球体:三つのオイラー回転が支配する球体の境界大円
  3.7 三プレート球体:拡大半球のプレート運動
  3.8 三プレート球体:拡大半球から収束半球への移動
  3.9 沈み込み境界の重要性と共進テクトニクス
第4章 海洋底の年代
  4.1 化石年代と地質時代
  4.2 放射年代と同時間面の追跡
  4.3 地球磁場の逆転
  4.4 地磁気逆転の解読
  4.5 海洋縞状地磁気異常
  4.6 地磁気逆転を記録する堆積物
  4.7 堆積物の運搬・堆積と地殻変動
  4.8 地磁気逆転の細部様相記録と深度差
  4.9 地磁気逆転と環境変動
第5章 プレート運動を記録するプレート収束帯
  5.1 海洋底拡大を支える収束半球中心域の海洋底沈み込み
  5.2 空っぽな海溝と付加体
  5.3 海洋底形成・移動・沈み込み・付加の基本図式
  5.4 チャート・砕屑物層序
  5.5 付加した海山と礁成石灰岩
  5.6 海溝埋積堆積物と付加体をおおう堆積物
  5.7 付加体をおおう浅海から陸域の堆積物
  5.8 房総収束三重会合点の実態
  5.9 房総収束三重会合点周辺の変形
第6章 過去のプレート運動算出
  6.1 オイラー極の位置変化と回転テンソル
  6.2 連続回転操作と回転テンソル
  6.3 連続回転操作の合成回転テンソル
  6.4 合成回転テンソルのオイラー回転
  6.5 合成回転テンソルから個別回転テンソルの算出
  6.6 全有限回転から区間回転の算出
  6.7 海洋底拡大と区間回転
  6.8 海洋底全有限回転から区間回転の復元
  6.9 全球プレート運動の復元
第7章 過去のプレート運動の復元
  7.1 プレート運動復元地図
  7.2 プレート運動算出経路のハワイホットスポット軌跡による検定
  7.3 プレート相対運動とオイラー赤道および「要」
  7.4 自律プレート運動のオイラー赤道と要の変遷
  7.5 総拡大面積と総収束面積の算出
  7.6 総拡大面積と総収束面積の変遷
  7.7 海洋底更新速度の変遷と海水準と地磁気極性逆転頻度の変動
  7.8 大陸縁裂開と縁海の拡大
  7.9 三重会合点境界大円による拡大半球・収束半球区分の変遷
第8章 収束境界変動記録
  8.1 海洋底によるプレート運動復元の限界
  8.2 日本海溝における収束境界変遷史の堆積物記録
  8.3 堆積物記録の相互比較と時階区分
  8.4 時階区分と堆積速度変遷
  8.5 時階区分と日本列島のテクトニクス
  8.6 日本列島テクトニクスと海洋底沈み込み
  8.7 日本列島の誕生と日本海拡大
  8.8 東南アジア縁海の二段階拡大
  8.9 日本海拡大の駆動力
第9章 一部残された海洋底記録の解析
  9.1 海洋底記録の消失
  9.2 北東太平洋の縞状地磁気異常大屈曲と拡大三重会合点
  9.3 海嶺の沈み込んだ海洋底の縞状地磁気異常解析
  9.4 中央太平洋縞状地磁気異常によるオイラー回転の算出
  9.5 中央太平洋の縞状地磁気異常屈曲と南鳥島プレートMC
  9.6 拡大三重会合点の段階的移動
  9.7 方形拡大による南東太平洋の形成
  9.8 大円を用いたオイラー極算出
  9.9 縞状地磁気異常最適大円の算出
第10章 付加体中の海洋底記録と海洋プレート運動
  10.1 太平洋拡大系の変遷と付加体形成史
  10.2 付加帯に記録されている海嶺の沈み込み
  10.3 付加帯に記録されている収束境界の沈み込み
  10.4 生物地理区と海洋底沈み込み
  10.5 中央構造線の活動:大陸縁の組み換え
  10.6 付加帯重複と中央構造線
  10.7 中央構造線と変成岩
  10.8 北太平洋閉鎖によるユーラシアプレートEA・北米プレートNA要位置移動と北海道における収束
  10.9 太平洋拡大系の沈み込み方向
第11章 プレートテクトニクスから共進テクトニクスへ
  11.1 実測されたプレート等速運動
  11.2 変動するプレート運動
  11.3 変動するプレート運動の海洋底からの解読
  11.4 プレート運動を駆動する力
  11.5 全球プレート運動の全体像
  11.6 海洋底と大陸
  11.7 共進テクトニクスと日本列島
付録Ⅰ 地図投影図法
  Ⅰ.1 球面を平面に表す地図
  Ⅰ.2 円筒図法
  Ⅰ.3 円錐図法
  Ⅰ.4 平面投影図法