田村 隆明/著 -- 東京化学同人 -- 2007.9 -- 464.1

所蔵

所蔵件数は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
閲覧室 /464.1/タ/ 115971772 成人一般 可能 iLisvirtual

資料詳細

タイトル 基礎分子生物学
タイトルカナ キソ ブンシ セイブツガク
著者 田村 隆明 /著, 村松 正實 /著  
著者カナ タムラ タカアキ,ムラマツ マサミ
出版者 東京化学同人
出版年 2007.9
ページ数 10,258p
大きさ 21cm
一般件名 分子生物学
ISBN13桁 978-4-8079-0655-0 国立国会図書館 カーリル GoogleBooks WebcatPlus
言語 jpn
分類記号 464.1
内容紹介 遺伝現象を中心に生物を分子のレベルで理解しようとする分子生物学の入門書。基礎的な分子遺伝学から高等生物の生命現象にかかわる事柄まで網羅する。ゲノム生物学や機能性RNA、バイオ技術などに留意し改訂した第3版。

目次

1.生物学の新しい流れ:分子生物学
  1・1 近代生物学に至る道のり
  1・2 分子生物学の誕生まで
  1・3 分子生物学のめざすもの
2.生物学を理解するための基礎知識
  2・1 生物と無生物の違い:休眠していた古代のハス
  2・2 ウイルスという生命
  2・3 生物の分類
  2・4 分子生物学で扱われる生物
  2・5 物質は分子からなる
  2・6 分子を引きつける物理化学的な力
  2・7 水,pH,浸透圧
3.細胞と生物
  3・1 生物は細胞からなる:細胞説
  3・2 細胞をつくる物質
  3・3 細胞の構造と機能
  3・4 栄養と代謝
  3・5 細菌の増殖
  3・6 微生物とわれわれの生活
4.遺伝物質DNAの発見
  4・1 生物の本質は遺伝にある
  4・2 遺伝学の潮流
  4・3 遺伝の染色体説と一遺伝子一酵素説
  4・4 遺伝物質の条件
  4・5 遺伝物質はDNAである
  4・6 遺伝子の定義
5.情報高分子1:DNA
  5・1 遺伝情報の流れと情報高分子
  5・2 DNAの構造:糖とリン酸と塩基
  5・3 WatsonとCrickによるDNA二重らせん構造の発見
  5・4 DNAの物理的性質Ⅰ-変性
  5・5 DNAの物理的性質Ⅱ-紫外線の吸収
  5・6 DNAの立体構造
  5・7 ヌクレオチドの生合成と分解
6.情報高分子2:RNA
  6・1 RNAの構造
  6・2 RNAの種類と機能
  6・3 RNA酵素(リボザイム)
7.情報高分子3:タンパク質
  7・1 タンパク質はアミノ酸からできている
  7・2 ペプチド結合
  7・3 タンパク質の高次構造
  7・4 タンパク質の変性
  7・5 タンパク質の分類と機能
  7・6 タンパク質の分解
  7・7 タンパク質の分離と検出
  7・8 タンパク質の精製法
8.RNAの合成:転写
  8・1 遺伝子発現と転写
  8・2 RNAポリメラーゼと転写機構
  8・3 転写単位とオペロン
  8・4 版写の開始に必要なDNA領域:プロモーター
  8・5 真核生物の基本転写因子
  8・6 転写終結
  8・7 転写量の調節と転写制御因子
  8・8 刺激応答と転写制御
  8・9 エンハンサーと転写の特異性
9.タンパク質の合成:翻訳
  9・1 タンパク質のアミノ酸配列の情報を含むmRNA
  9・2 タンパク質のアミノ酸配列を指定する:アダプター仮説
  9・3 コドンとは何か
  9・4 tRNAの構造とアミノ酸選択機構
  9・5 タンパク質合成の場:リボソームの構造
  9・6 ペプチド鎖伸長の分子機構
  9・7 突然変異でタンパク質合成はどうなるか
  9・8 サプレッサーtRNA
  9・9 タンパク質のプロセシング
10.遺伝情報の保存:DNA複製
  10・1 DNAは半保存的に複製される
  10・2 複製単位,レプリコン
  10・3 DNAポリメラーゼと校正機能
  10・4 不連続DNA複製と複製フォークでの反応
  10・5 多様で複雑なDNA複製
  10・6 真核生物のDNA複製
  10・7 RNAウイルスの複製
11.遺伝子の変異と修復
  11・1 突然変異はDNAの変化
  11・2 DNAの構造変化
  11・3 突然変興の要因:変異原
  11・4 変異のレベルと遺伝子発現に及ぼす影響
  11・5 変異は修復される
  11・6 変異を許容する機構:変異と適応
12.遺伝子は組換わる
  12・1 DNAは相同な部分で組換えを起こす
  12・2 遺伝子地図をつくる
  12・3 組換え機構
  12・4 非共同組換え
  12・5 真核生物の遺伝子組換え
13.細菌の分子遺伝学
  13・1 細菌遺伝学の成立
  13・2 伝統的な細菌遺伝学の手法
  13・3 変異体の遺伝解析:相補性テスト
  13・4 染色体外遺伝因子とプラスミド
  13・5 細菌の性を決定するF因子は遺伝子交換の道具
  13・6 バクテリオファージ
  13・7 λファージの生活環
  13・8 動く遺伝子:トランスポゾン
14.DNAの取扱い
  14・1 DNAの抽出と検出
  14・2 安定なDNAと不安定なRNA
  14・3 核酸同士を分離する方法
  14・4 放射能を使った研究
  14・5 未知DNAの所在を突き止める方法:ハイブリダイゼーション
  14・6 DNA塩基配列の分析
  14・7 試験管の中でDNAを増幅する:PCR
  14・8 RNAからDNAをつくる:逆転写
15.組換えDNA技術:遺伝子工学
  15・1 組換えDNA技術とは
  15・2 DNAに関連する酵素
  15・3 制限酵素
  15・4 宿主とベクター
  15・5 組換え体の作成と細胞への導入
  15・6 遺伝子ライブラリーから特定遺伝子をクローニングする
  15・7 cDNAクローニング
  15・8 発現クローニングと物質生産
  15・9 ゲノムクローニング
16.真核生物の染色体
  16・1 染色体
  16・2 染色体の構成とクロマチン
  16・3 細胞分裂は一定の周期で起こる
  16・4 減数分裂
  16・5 染色体複製とセントロメア
  16・6 染色体の安定化とテロメア
  16・7 相同染色体は必ずしも等価ではない
17.真核細胞の維持・調節機構
  17・1 細胞周期の制御
  17・2 個体を生かすための細胞死:アポトーシス
  17・3 細胞内シグナル伝達
  17・4 ウイルス発がん研究からがん遺伝子・がん抑制遺伝子の発見へ
18.高次生命現象の分子生物学的理解
  18・1 免疫応答の多様性を生むからくり:遺伝子再配列の発見
  18・2 発生:受精卵が成体になる
  18・3 記憶や学習の分子的理解
19.真核分子生物学の新領域:ゲノム生物学
  19・1 真核生物のゲノム
  19・2 遺伝子として利用される部分とされない部分
  19・3 遺伝子数を増加させる
  19・4 ゲノムを有効に利用する
  19・5 ゲノムのダイナミズム
  19・6 反復配列
  19・7 ゲノム多型解析とDNAマーカー
  19・8 ゲノム計画の進展とゲノム生物学
  19・9 ゲノムレベルの遺伝子発現・機能解析
20.バイオテクノロジー
  20・1 バイオテクノロジーにはいろいろなものがある
  20・2 発生工学
  20・3 トランスジェニック生物と遺伝子ターゲッティング
  20・4 体細胞クローン
  20・5 組織の再生と生産
  20・6 遺伝子治療
21.取組むべき課題
  21・1 ゲノム医学
  21・2 遺伝子改変植物
  21・3 遺伝子情報から生命現象をいかに予測するか
  21・4 分子生物学の今後